家と草木のアトリエhausgras

考えと思い

家づくり庭づくりと暮らしのモトになる思考


目で見えることに偏り過ぎていないか

空間や場所を真に感じるには
そこで半分目を閉じて
音をきいてニオイをかいで手足と肌でふれて
全身感覚で確かめてみる

それからすっかり目を閉じて
昔と今とこれからと
身近なことと少し遠くのことを思ってみる

目で見えないことの方が大切かもしれない

変わらない価値 デンマークのヴィンテージ家具
変わらない価値
葛に埋もれるように佇む家
ひっそりと隠れて
モノトーンでプレーンな空間にて
気づきやすい場
数年間野積みされた赤レンガ
身近にあるもの
家の断熱層気密層の断面スケッチ
気密と断熱と通気
ガラス窓前の温熱状況説明スケッチ
温水セントラル暖房
温水セントラルヒーティングシステムのヘッダー部
暖房システムのこと
床暖房の温熱状況説明スケッチ
床暖房の場合
天井裏に設置された24時間換気扇と換気ダクト
換気の考え
縦長窓の通風スケッチ
空気の流れ
北欧製の高性能な木製窓DOMUS
窓の性能
階段を上がった先に見える窓からの緑
窓のこと
2階軒先に簾を掛け1階窓前に葦簀を立てる
すだれよしずブラインド
漆喰の壁と卵の殻
漆喰の壁
赤レンガ積みの外壁に石灰を塗ってレンガの白い壁に
レンガの白い壁
平屋のプランを模型を使って説明する
ローコストと省エネ
更新した土とハーブの苗
土のこと
石積みに茂るワイルドストロベリー(野苺)の実のり
庭から広がる
円山の原始林の草木花
庭に植える草木
ハーブの鉢植えスケッチ
ハーブを育てる
カンナとノミで木を削る
木のこと

家づくりと庭づくりの志向

家の素材は、身近で馴染みのある無垢の木・レンガ・石・漆喰・鉄・真鍮などのソリッドな本物を選び、
素材本来の風合い味わいが感じられ、時を経てそれが深まり愛着が増していくように、シンプルで手仕事的なつくりを心掛けています。
家での暮らしは何十年も続き、日々折々、目に触れ手に触れて使い込んでいくことになりますから、
何より丈夫で手入れがしやすく、いつまでも飽きのこない普遍さがあり、よい年のとり方(よき古び方)をしていって欲しい。

室内の空気感・温熱環境は、四季を通して常に平静で程よく廻る状態を維持し、より少ないエネルギー消費量で暮らせる家を目指します。
そのために、家のプラン(間取り・上下のつながり)は単純明快で機能的な繋がりがあることを基にし、
それに見合った構造と工法の選択・高気密高断熱・高性能の木製窓・窓からの通風と日射・セントラル換気・温水セントラル暖房等、
諸要素が巧くかみ合い相乗的な効果が発揮され、家全体が有機的で恒常性があるように、経験を踏まえて検討し練り上げていきます。

庭の植栽は、近くで普通に自生している野草や野花や樹々・ハーブ・グラス(イネ科の草)で織り成す、
野趣で活き活きとした草原のような庭(プレーリーガーデン)野原のような庭(メドウガーデン)になるようすすめています。
最初の土づくりだけ丹精込めた後は、選んで植えた草花が自由奔放に生長してグランドカバーしていくのを見守るだけが自然であり理想。
北海道の長い冬は、寒くて雪が多く積もるので、それに耐え得る丈夫で素朴な草をメインにガーデニングしています。

暮らしが始まり幾年か営まれて、そこに暮らすご家族が感じる居心地のよさだけでなく、道を行き交う人たちにも、
その場に馴染み、質実さ表れ、凛とした静けさと懐かしさのある佇まいの家と庭だと、共感、安心していただけますように。