家と草木のアトリエhausgras

ハーブを育てる

私が庭で育てているハーブは、タイム、オレガノ、ミント、セージ、ヒソップ、ディル、カモミール、ワイルドストロベリーなど10種類以上あります。
地中海沿岸や中央ヨーロッパ原産のハーブが多く、それらは当地と同じような石灰質で水ハケがよい土壌を好み、強い陽射しと乾燥に強い。
ハーブは元々どこにでも生えている野草で、そのうち有用性を見出されたモノが栽培され広まったのです。
「ハーブ」とは、「草」「野草」「草木」という意味のラテン語等が語源らしい。

本来野草のハーブは丈夫で病害虫がつきにくく、草木を育てるのが初めての方も比較的育て易いのでおすすめできます。
ただハーブは花が小さくて地味なモノばかりなので、庭では脇役として花より葉を活かすように。
ハーブの葉は、料理の香りづけ、ハーブティー、ハーブ風呂など、いろいろな用途に使え、次々に生えてくるので、気軽に摘めて楽しめます。
また家庭菜園で「コンパニオンプランツ」として育てると、野菜の生長を助けたり病害虫から守ったりする効果が期待できます。
タイムとキャベツ、オレガノとキュウリ、ミントとトマト、セージとニンジン、カモミールとブロッコリーなど。

ハーブの鉢植えの水彩スケッチ

ハーブを育てる要点は2つ。
用土は栄養分が少なくてよいのですが、堆肥などを多めにすき込んで水ハケをよくすること。
中性〜アルカリ性の土が適しているハーブが多いので、植える前に石灰等でpH調整すること。

冬はいくつかの株を素焼きの鉢に移して、観賞用に室内で育てているのですが、室内の過度の乾燥はハーブの様子や素焼きの鉢の乾き具合で気づくことがあります。

緑が少ない冬の間も、小さなハーブがいくつかあるだけで気持ちが和みます。

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