
長さが10メートル高さ3メートルの外壁に、建主ご夫妻が赤レンガ(ヨウカンレンガ)を積みました。
野幌の煉瓦工場で自ら選んで買い付けた赤レンガ約1900個。


レンガを積む前の墨出し。時々、助っ人として現れるご友人も。
レンガとレンガ、壁とレンガをくっつけるモルタルをハンドミキサーで作る。


苦労しながら楽しみながらのレンガ積み。程々にセルフビルドの家づくり。
このセルフビルドのレンガ積みは、9月末から始まり主に週末を使い、約1ヶ月が費やされました。

素晴らしい出来栄え、味わいの赤レンガ積み壁の玄関ファザードです。
積み重ねられているのはレンガだけでは無く、コツコツと作業を続けたオーナー夫妻の情感も。
それら諸々が織り交ぜられた味わい深さとなっていると思います。

雑木林の樹々の葉がすっかり落ちてしまい、いつ雪が降ってもおかしくない頃。
家の陰影コントラストは強まり、家の中に入り込む光の量は増します。

カラッとした青空に葉のない木立ち。
レンガ積みの壁黒い板張りの壁に街路樹の影が映る。
シラカバの落ちた黄葉が乾いた感じで散らばっている。
秋のこのドライな雰囲気もよいです。


赤レンガの壁についた笠のある玄関ポーチライトと木製のインターホンプレート兼ポスト口。


白い雪と赤レンガの壁と黒い板張り。
黒い板張りの外壁と白い雪の間にある赤いレンガが、クールでシックです。

雪が降り積もる中、ウッドデッキに佇み雑木林の木々を見つめる。
この家のオーナーが着ているのが、カウチンセーターであることもあり、人と家と森が同化しているようにも見えてしまう。
