家と草木のアトリエhausgras

木製の連続窓に囲まれ庭を一望できるダイニングにて

「 縁側と庭で広がる平屋 」のダイニングにて

縁側と庭で広がる平屋
ー リビングとダイニングと玄関 ー

忘れられていたようにあったこの土地。西側には草生す土手があり、そこも借景して広々した庭が早くも生まれました。
建主さんが切望した庭と縁側と室内の繋がり。平屋であることも一層、庭との一体感を感じさせています。
春夏秋は庭で育てた草花を愛で、野菜果実を収穫して楽しみ、冬は静かで落ち着く温かい室内で過ごす安らぎのある家。


室内の天井と床には、北海道産のカラマツ無垢板にオスモ(ドイツ製の木材専用オイル)の黒茶色を塗って張りました。
天井板は厚さ1.5センチ幅9センチ、床板は厚さ3センチ幅15センチで、どちらも本実(ほんざね)突き付け加工の無垢板。
リビングに組まれている大黒柱と両袖の恵比寿柱と四方差しの梁もカラマツの無垢材を調達し、化粧表しで使っています。
これらのカラマツ材は全て、音更町に隣接する幕別町の十勝川沿いにある瀬上(せがみ)製材所に用意してもらったモノ。
近いので事前に建主さんと一緒に製材所を訪ね、カラマツのことを直に教えてもらい、理解を深められたのは幸運でした。
「十勝のカラマツ」ーカラマツ無垢材を生産する瀬上製材所を訪れてー のページで、その時のことを詳しく書いています。

カラマツ板張りと漆喰塗りの平屋のダイニングを見る

明るい南西に配したダイニング。
この家の室内は、天井も床も北海道産のカラマツ材の無垢板にオスモ(ドイツ製オイルステイン)を塗って張っています。

庭を一望できる連続木製窓に囲まれたダイニングにてくつろぐ

明るい南西角に配したダイニング

庭と菜園を一望できるようにぐるりと配した連続窓は、明るさと視界の広がりをもたらします。
その下には収納量たっぷりの本棚。本をたくさんお持ちの建主さんのご要望で。

ダイニングの連続窓と窓下の収納棚

漆喰壁のアルコーブ ラワン材のオーディオ棚 鉄の取手の扉

漆喰の壁を凹ませアルコーブをつくり、下部に木製棚を設置してオーディオ棚としました。
ラワン材のカウンターとキャビネット本体に、鉄の取手がついた框扉。

黒茶色の板と漆喰無理の壁の白のコントラストと陰影が、クールで落ち着きのある印象を醸します。

縁側(ウッドデッキ)に面する連続木製窓

縁側(ウッドデッキ)に面する連続木製窓廻り。

カラマツ無垢材の板を床と天井に張った室内

庭に面する窓に向かって下がっていく勾配天井がそっと、窓の外へ意識を向かわせる。

カラマツの大黒柱と四方差しの梁 カラマツ無垢材の5寸角柱

縁側(ウッドデッキ)と正対するリビングスペース。
この家の大黒柱は、カラマツ無垢材の5寸角(15センチ角)柱。
その1.5間(2.7メートル)離れた東西の壁の袖には、同じくカラマツ無垢材の5寸角の恵比須柱がそれぞれ立ち、
四方から伸び組まれるカラマツの梁とともに、この大黒柱を支えています。

伸びやかなカラマツ板張りの床

この平屋は桁行(長手方向)7間(約13メートル)あるので、長い廊下のように見えるアングルもあります。
カラマツの無垢板張りの床が伸びやかで気持ちよく。そして、棟で山形に合わさる天井板が空間の形を意識させます。

カラマツ板張りの天井と床の室内 長い廊下

カラマツの木地と杢目は赤みが強い。オイルを塗ってもその赤が少し透けるのが感じよい。

木製格子の欄間とガラスシェードのペンダントライト

個室の間仕切る垂れ壁部分は木製格子のランマとして、通気をよくしています。
格子の隙間から薄っすらと漏れる光がよい感じ。

レンガ敷きの玄関土間と玄関ホール

建主さんのセルフビルドによるレンガ敷きの玄関土間と玄関ホール。
シンプルで懐かしい、浅い円筒形のガラスシェードのペンダントライトを吊る下げています。

玄関ドアを開けて玄関ポーチを見る