懐かしさ溢れる浅い円筒型のガラスシェードのペンダントライト。
和室にも合いそうな品のよさ。
濃い色の欄間の木製格子をバックに、優しい乳白色と穏やかな形が和みます。
乳白色のガラスシェードは、漆喰塗りの白い壁と黒茶色の無垢の板の天井と床に、本当にしっくりと馴染んでいる。
玄関土間と玄関ホールに灯されたガラスシェードランプ。
ペンダントライトの光に照らされた白い漆喰の壁も、ほのかに明るく。
建具のガラス格子の小窓も出迎えてくれます。
深い鉢型のガラスシェードは電球が奥に包み込まれるので、下方から見ても眩しさが和らぎます。
シンプルでどこにでも合う円錐型のガラスシェード。
この後、この真下にダイニングテーブルとチェアがセッティングされました。
縁側に面する5連続の木製窓の下に設置した温水パネルヒーター。
鉄の素地にクリヤー塗装したもので、この場に同化している。
室内と縁側、内と外との繋がり感を生む大きなガラス窓ですが、その面積に比例して外の冷気の影響が強まります。
それで大事になってくるのが、窓回りで生じる寒さ・冷気の対策。
窓ガラス面で冷やされた空気が冷たい下降気流(コードドラフト)となって、室内の床を這うように流れ広がります。
また、外気で冷えた窓ガラス面は、室内に居る人の体温を奪って、ゾクゾクとした寒気を生みます。(冷輻射 れいふくしゃ)
窓の直下に60〜75度の温水が流れるパネルヒーターを設置することで、
パネルヒーターから生じる温かい上昇気流が、窓ガラスからの冷たい下降気流を相殺する効果として働き、
冷輻射で冷えたガラス面に熱を奪われた体を、パネルヒーターからの輻射熱が温めてくれます。
ダイニングの連続窓下にも、鉄色のパネルヒーターを設置。
窓の直下なので、最も効率のよい寒さ対策となっています。
「最も効果がある場所に、必要なだけの熱を補う」無駄のない暖房手法です。
格子柄の型板ガラスをはめ込んだ建具の明かり取り小窓。
格子の大きさに違いがある。
壁に木枠を回してはめ込んだ明かり小窓。
玄関収納の上吊り引き戸。
框組みに縦板張りで、真鍮の釘をうっています。引き手もエイジング加工した真鍮製。
十勝地方の豊頃(とよころ)で焼かれたレンガを玄関土間に敷きました。
味わいあるオーナーのセルフビルド。
外物置のカラマツ荒板を縦張りしたドア。
真鍮のドアノブと蝶番、真鍮の釘打ち、がよいアクセントになっています。