家と草木のアトリエhausgras

平屋と縁側(ウッドデッキ)と庭

「 縁側と庭で広がる平屋 」を庭越しに見る

縁側と庭で広がる平屋1
ー 庭と菜園と家が親密な暮らし ー

十勝平野のほぼ中央に位置する音更町の住宅地の入り隅に、本当に忘れられていたかのようにこの土地はありました。
この敷地自体の広さは110坪余りなのですが、西側は2メートル程高い隣地との段差を緩衝する草生す緑の斜面があり、
そちら側へ視界が抜けてもっと広く見え、かつ視界の高さ辺りを斜面に守られて落ち着くという絶妙さがあるのです。
平屋の家は敷地の北側に寄せて建て、陽当たりがよい南側に40坪程の庭と家庭菜園がオーナーの手で育まれています。
また、東側道路からと西側斜面の上から見えるオープンガーデンとなっているので、道ゆく人にも楽しんでもらえます。
その庭と平屋をつなぐ真ん中にある「縁側」(えんがわ)は、庭仕事畑仕事のひと休みで気軽に縁に腰を掛けられるし、
摘み取った花や収穫した野菜や果物を仮置きしたり、室内で淹れた熱いコーヒーを持ち出しデッキチェアに腰掛けての、
縁側コーヒーブレイクなど、思い思いの使い方と楽しみ方ができる、広さ6畳で丁度よいユーティリテースペースです。

平屋と野菜畑と庭

暮らし始めて1年が経った頃に訪問。もう庭と野菜畑が出来上がっていました。
一輪台車には畑の用土が積まれていて、畑仕事に精が出ている様子。

縁側(ウッドデッキ)にワイヤーチェアーと竹の物干し竿

縁側(ウッドデッキ)にはワイヤーチェアーが置かれ、竹の物干し竿が掛けられて。
外壁板もウッドデッキ板も北海道産のカラマツの無垢の板に、オスモ(ドイツ製オイルステイン)の黒茶色を塗っています。
木材の塗装は、オーナーが自ら塗ったセルフビルド。


アナベルの花咲く庭

初夏のガーデンではアナベルやアニスヒソップが咲いています。

平屋と縁側(ウッドデッキ)とガーデンを少し上から見る

庭越しの縁側(ウッドデッキ)と平屋を、いろんな角度から。

平屋の縁側(ウッドデッキ)を庭越しに正面から見る

正面から庭越しに縁側(ウッドデッキ)と平屋を見る。小さいリンゴの実がなり、アニスヒソップが咲いています。

建主さんが切に望まれた庭と縁側と家との繋がりが、ハッキリと具現化されています。
無垢の板やレンガなどの自然素材で外装した平屋であることも一層、庭との一体感を感じさせているのでしょう。

平屋の縁側(ウッドデッキ)を庭越しに少し斜めから見る

実り始めたワイルドストロベリーやミニトマト。キャベツははもう食べ頃。

野菜畑のキャベツ

レンガ敷きの玄関ポーチ

玄関ポーチにには、十勝地方の豊頃(とよころ)のレンガ工場で焼かれたレンガをセルフビルドで敷きました。

外壁板は十勝のカラマツ材を、製材引き放しのザラッとした荒々しいまま、オスモで塗装して張っています。
カラマツ木地の赤味のある杢目がよい具合に透けて、当初から味わいがありましたが、年々よくなっていくことでしょう。

北海道 十勝産のカラマツ無垢板張りの壁とレンガ敷きの玄関とボリジの寄せ鉢

咲き終わったボリジ(ハーブ)の寄せ鉢。葉だけでもて茂り具合がよいのでこのとおりディスプレイに向いています。


続いて室内へ。

三人がけソファとキリムのあるリビング

ユッタリとした三人がけソファとキリムのあるリビングスペース。
このソファの正面が縁側(ウッドデッキ)で、庭に正対しています。

カラマツの大黒柱のあるリビングにて

北海道 十勝産のカラマツ大黒柱のあるリビングにて。
天井も床もカラマツ材の無垢板にオスモ(ドイツ製オイルステイン)を塗って張っています。

連続窓のあるダイニングにて

木製の連続窓に囲まれ、庭と畑を一望できるダイニングにて。
くつろぎながら、草木の葉・花・実の変化を見とめたり、次の手入れを思いついたり。

庭を一望できる連続窓に囲まれたダイニングにて