家と草木のアトリエhausgras

家と草木のアトリエhausgras
ワーク・リポート 2023

施主・建主さんとのプランの打ち合わせ、スケッチ・模型・製図、土地探しのお手伝い、
着工した物件の現場監理と現場での打ち合わせの様子など、業務の一端をお伝えします。

北海道の住宅誌「リプラン」に載る

2023年12月24日


札幌市中央区の原始の森に佇む家。

北海道の住宅雑誌「リプラン」の143号に掲載していただきました。
暮らし広がる変形地、という巻頭特集で傾斜地の実例として。


札幌の原始の森の家が住宅誌リプランに掲載される

北海道内のコンビニ「セイコーマート」や各書店にて販売しています。

どなたかのお目に留まりましたら幸いです。




別棟案で縮尺1/100のラフ模型

2023年12月22日


羊蹄山南麓の新築計画が進んでいます。
母屋と車庫自転車庫棟を別棟で建てる案でラフ模型を作りました。

住宅の1/100縮尺のラフ模型

6寸勾配の落雪屋根で計画。
多雪地域なので落雪による状況を想像するために、模型を使って落雪シュミレーションをしてみます。
ネックは母屋と別棟の間の雪の落ち具合・溜まり具合です。
この地域は西よりの風の時に大雪傾向があると分かっていますから、そういう状況も想像しながら。




主屋と車庫自転車庫棟の分離案

2023年12月12日


羊蹄山南麓の新築住宅の屋根検討。
札幌以上の多雪地域なので、屋根に雪を載せたままとする「無落雪屋根」の場合は建築物の積雪荷重負担が大きい。
できれば落雪屋根にして、積雪荷重負担をかけたくない。でも、屋根から落ちる雪のことを考えると色々悩ましいのです。

薪ストーブのある家のラフスケッチ

主屋と車庫自転車庫棟の屋根は連結したらどうかと思っていましたが、分離する方向で進めています。
2棟のそれぞれの落雪とアプローチなどの関わりをどうするか。
薪ストーブを使う家なので「薪の置場」という要素も加えて、ラフスケッチで検討中。




七飯の家の室内スケッチ

2023年11月21日


道南の七飯町の新築計画が進んでいます。
ほぼ平屋なのですが、10平方メートルくらいの眺望室(2階)を設けています。


手描きの内観パース室内スケッチ

その辺りの雰囲気や関わりをお伝えするためにラフスケッチを描きました。
視界抜けがよりよくなるし、1階中央付近に2階窓からの明るさが降り注ぎそうです。




S型の家のラフ模型

2023年11月13日


羊蹄山南麓の家の新築計画が進んでいます。
現在は遠方に住んでいる方なので、Zoomでのリモート打ち合わせ織り混ぜつつ。
今回は札幌の事務所にお越しいただきました。


S字型の家のラフ模型

今の段階のプランでラフ模型を作ると、こんな感じになります。
2階建ての主屋と平屋の車庫・趣味室の勾配屋根がつながり、S字型になっている。
見る方向によって見え方がすごく変わる現状です。
このままだとエキスパンションジョイントを設けることになるか。
あるいはやっぱり、配置をズラして分離するか。

使い勝手・積雪落雪・耐震性、いろいろなことを鑑みつつ検討は続きます。




トマト農家の家づくり

2023年11月7日


日高の平取(びらとり)。知る人ぞ知る、品質のよい大玉トマトの一大産地です。
その平取町へ新規就農者として数年前に移住されたご家族から、家づくりのご相談をいただき現地に行ってきました。


北海道の平取トマト農家の家づくり

トマト栽培ハウスのすぐ傍の敷地でした。
少し目線を上げると、低い山の稜線に囲まれて広い空がある、程よく落ち着く気持ちのよさです。


お土産にいただいた平取トマト

加工用?に選別されたトマトを、お土産にと100個くらいいただきました。ありがとうございます。
小さかったり、少し傷があるというだけで、桃太郎トマトの美味しさは変わりません。
トマト好きで毎日食べるので嬉しいです。今の時期はスーパーで買うとかなり高いですし。
パンの上に、スライスしたトマトとズッキーニなどの野菜をたっぷりのせてチーズ・オリーブオイルを加えて焼く「オープントースト」は、我が家の朝の定番メニュー。
他にも「ミネストローネ」「ラタトゥイユ」「ポモドーロ」「カプレーゼ」などにして楽しみます。




杜建築アトリエのオープンハウス

2023年9月16日


協同している「杜建築アトリエ」が設計・工事監理を手掛けた新築住宅のオープンハウスのお知らせ。

9月23日土曜日と24日日曜日、2日間だけの開催となります。
予約制ですから、杜建築アトリエのホームページかインスタグラムより直接お問い合わせください。

杜建築アトリエHP
杜建築アトリエInstagram


杜建築アトリエの家一戸建て住宅カラマツ床板ホタテ漆喰塗り壁

札幌市内の住宅密集地の小さい敷地に建つ、2階建て床面積25坪のミニマムハウスです。

カラマツの床板トドマツの天井板ホタテ漆喰の壁

シンプルでプレーンな清潔感のある室内空間。
ZEH基準を満たした高気密高断熱性能、北海道産木材のカラマツとトドマツをふんだんに使い、ホタテ漆喰塗り壁、とこだわりが随所に。

ウッドロングエコの外壁板張り北海道トドマツ

限られた予算の中、省エネで温熱環境性能が高くて安心できる住まい、年月を経てより馴染み愛着がわく自然素材に囲まれた暮らし、を実現させている。


土地の値段や建築工事費がずいぶんと高くなってしまった昨今。
これからの家づくりのヒントが、いろいろ見つかるかもしれません。聞けるかもしれません。

新築・リノベーションなどお考えの方々、是非足をお運びください。

杜建築アトリエHP
杜建築アトリエInstagram




七飯町の建設予定地へ

2023年9月19日


函館市に隣接したのどかな町、七飯町の建設予定地に日帰りで行ってきました。
札幌から300キロ近く離れているので、車で片道4時間・・・早朝5時過ぎに出発して、夕方5時過ぎに帰宅というハードな行程。

長距離移動は疲れますが、各所で絶景を見ることができる楽しみがあります。


道央自動車道の八雲パーキングから噴火湾(内浦湾)と羊蹄山を眺める

道央自動車道の八雲パーキングエリアから噴火湾(内浦湾)越しに見える羊蹄山。


道南の駒ヶ岳とトウモロコシ畑トウキビ

駒ヶ岳とトウキビ畑。
長くたおやかな稜線に趣があります。
この山も、かつては羊蹄山や富士山のように端正な円錐形だったらしい。


北海道の小沼湖の入江スイレン群生

大沼国定公園の小沼湖の入江。
スイレンの群生地です。9月でも花がポツリポツリと咲いていました。


七飯町の一戸建て住宅の建設予定地

そして、建設予定地に到着。
一帯は緩やかで長閑な丘陵地形です。
敷地は細長い形状で、東側と西側の視界抜け・眺望はよさそう。

今は本州にお住まいの施主さんですが、来年に七飯町へUターン移住をご希望されているので、来年の春以降に着工して来年中に完成できるよう進めていきます。




浴室に張る板はヒノキかヒバか

2023年8月28日


札幌市中央区で進めているリノベーション(改築)する家の打ち合わせ。
床面積20坪くらいの工事になります。


吉野ヒノキと青森ヒバの羽目板

浴室は1階から2階に移動することになりそう。
ハーフバスユニットを使い、壁と天井には吉野ヒノキか青森ヒバの無垢板を張る予定。
画像中の長さ20センチの板がヒノキで、長さ40センチの板がヒバ。

ヒノキでもヒバでも、爽やかな木の香りが立ち込めて、リラックス効果抜群のバスルームに生まれ変わります。




お引き渡しが済みました

2023年4月1日


札幌市中央区で新築中だった原始の森の家。

昨年8月に着工して、約8ヶ月間。
かなり長い工事期間でしたが、オーナーご家族に満足していただける家になりました。


新築住宅のお引き渡しシーン鍵のお渡し

玄関ドアの鍵のお引き渡し。


木製ドアの使用説明を聞く施主家族

現場監督さんが、木製テラスドアの使い方の説明をしています。
このドアの先に、雪が完全に融けた後に、森の樹々に触れるまで近づけるウッドデッキがつくられる。


真鍮の笠のペンダントライト ダイニング照明

まだ家具類はありませんが、ダイニングのペンダントライトが吊るされているので少し暮らしのイメージができます。

4月5月は森の樹々や草花の芽吹きの季節。
最も心華やぐ時期から、この家での暮らしが始まるのもよい巡り合わせです。




換気ダクトと暖房温水配管

2023年1月20日


札幌市中央区で新築中の原始の森の家。

壁や天井の中に隠れる設備配管が施工されています。


24時間換気扇と6分岐ダクト

2階天井裏に設置された24時間集中換気扇とそのダクト。
ダクトは6分岐されてLDK・各個室・バスルーム・トイレまで伸びています。


セントラル換気ダクトと温水セントラルヒーティング配管の天井裏施工

1階天井裏には、温水セントラルヒーティングの温水配管が。銅のなまし管です。

温水セントラルヒーティングの銅配管天井裏施工

暖房用ボイラーの上でまとまって、天井から出てきます。
この下に配管ヘッダーが組まれて、ボイラーに接続される。

しっかりと施工されている所を見届けられて安心しました。