
この家は北海道産のカラマツ材をふんだんに使っています。
床板は、カラマツ無垢材の厚さ3センチ幅15センチ。
階段の踏み板は、カラマツ無垢材の幅30センチの一枚板張りです。


上吊り引き戸、観音開き戸、出入り口ドアといろんなタイプの建具が並ぶ、2階のホール。
2階は階段を中心にして仕事室・主寝室・子供室・セカンドリビング(ファミリールーム)がある。


引き戸の明かり取り小窓には、レトロな柄の型ガラスをはめ込んでいます。
紗綾形(さやがた)文様の崩しのような面白い柄。

東側の連続窓から差し込む朝陽に染まる2階室内。
2階の中心には、北海道産のカラマツ集成材の大黒柱と四方差しの梁組みが、シンボリックに立っています。


2階の天井から吊り下げられたペンダントライト。
シンプルな真鍮製ソケットに小さめのガラスシェードの組み合わせ2種です。
丸い鉢型のガラスシェードと、少し面長な棗(ナツメ)型のガラスシェード 。


そのペンダントライトが灯された2階室内の様子。

連続する木製窓に面したこのオープンな空間は、家族のセカンドリビングや子供室として使われる予定。
子供たちの成長に合わせて、居場所やレイアウトを変えていける自由度があります。

円山は南北に長い稜線なので、この東向きの連続した木製窓からは、横たうような姿に見えます。
ちょうどよい距離感で、紅葉が始まった円山が見える。

2階空間と切妻屋根の棟梁を支えて立つ、北海道産カラマツの集成材の大黒柱と四方差しの梁組み。

階段吹き抜けは、腰高さ壁で隔てられているだけなので、上部は繋がり一体感・開放感があります。
2階窓からの明るさは、この階段吹き抜けを通して1階にも降り注ぐ。