家と草木のアトリエhausgras

川辺の遊歩道につづく家のダイニングにて

「 川辺の遊歩道につづく家 」のダイニングにて

川辺の遊歩道につづく家2
ー 1階LDKと吹き抜け ー

川の土手の遊歩道に隣接した土地に佇むこの家の庭は、その遊歩道や川畔に生い繁る草木と一体的に見えるので広くのどかです。
1階のリビングダイニングキッチンも、2階のワンルーム子供室も、庭と川辺の野原に面しているので親しみは自然と深まります。
この子たちがもう少し大きくなったら、川で魚釣りや河畔の野っぱら・草むらで虫取りや雪遊びをして楽しむことでしょう。
庭に面したウッドデッキのハンモックチェアで、そんな子供たちの様子を見ながら、うたた寝するのが週末の安らぎとなりそう。

2階の吹き抜けから1階キッチンにかけて

吹き抜けの中程から上が白い空間、下が黒い空間です。

ダイニングとキッチンの一体的な関係。

1階のダイニングキッチンを見下ろす

1階のコンパクトなリビングダイニング

階段の上方から1階のコンパクトなリビングダイニングを見下ろす。

階段の下方から2階の白い壁と小割りの板張り天井を見上げる。

吹き抜けから2階の天井にかけて見上げる

白い左官塗り壁と吹き抜けを介した、2階の白っぽい天井小割板張りと1階の黒い天井小割板張りの見え方が面白い。

黒い1階の天井と白い壁と2階の天井

階段と収納扉と廊下とキッチン

1階の天井板・床板・階段板は、オスモの2色をオリジナルブレンドして作った濃茶色を塗りました。
2階の雰囲気とはガラリと変わって、大人な、落ち着いた空間になっています。
造作の木製家具と建具は、少し明るい茶系色のオスモ(ドイツ生まれのオイルステイン)で。

階段は踏み板も蹴込み板も松の無垢材

階段板は踏み板も蹴込み板も、マツの無垢の板を張りました。
踏み板の表面は「うづくり」加工をして、階段の昇り降りで足が滑りにくくなるようにしています。


ダイニングのラウンドテーブルでおやつを食べる子供

1階のリビングダイニングキッチンの床厚板と天井板は、濃い色のオスモ(オイルステイン)を塗った落ち着いた色調。
そんな空間では、ナチュラルな木地の色に近い明るめなダイニングテーブルやダイニングチェアが引き立ちます。

このガラス引戸の食器棚は、オーナー夫人が選んだモノ。中に納めてある食器は、手づくりの一品モノばかり。

エイジング家具 ガラス引き戸の食器棚 作家ものの食器

黒い板張りと漆喰塗り壁のダイニングとキッチン

朝方の陽射しが差し込むダイニング。
温かみのある優しい光です。
家族で朝食を囲んでいる時は、この陽の光も味わえます。

朝の陽の光が射し込むダイニング

明かりが灯るリビングダイニング

1階のリビングダイニングキッチンの照明をつけてみる。
明かりは程よく、白い壁で拡散され、黒っぽい天井と床に吸収されます。
一層、しっとりとした落ち着ける空間に。

温かみのある明かりが灯る室内