
2階は子供室として使うので、天井板と壁のシナベニヤには杢目の透ける白いオイルステインを塗って、より明るく。
床に張ったマツの無垢材の厚板と引き違い戸は、オスモのエキストラクリヤー(透明)塗装。
木成り(生成り)のナチュラルで柔らかい色や風合いが程よく出ています。
ちなみに、この家の木材の塗装は全て、建主さんのセルフビルド。


この円錐型のペンダントライトは、建主さんが選んで購入されたモノ。

川に向いた窓からの日射しで、気持ちのよい、明るい窓辺。
東からの日射しなので、特に夏場の午前中は木製窓に内蔵されているブラインドで日射しの調整をすることになります。

キャットウォークを兼ねる、吹き抜け周りにコの字に回した無垢の板。
このように、お気に入りの本やインテリアグリーンを置いたりして、ちょっとした飾り棚的な使い方もできます。


天井は松(マツ)の小割り板を、少しだけ隙間をあけて張りました。

壁はシナベニヤに、オスモのホワイト系色を1回塗りしています。
シナの優しい杢目がうっすたと透けて、感じよく仕上がっています。

床板は厚さ3.8センチ幅18.5センチのマツ無垢材の厚板をビス留めして、オスモのエキストラクリア塗り仕上げ。
天井の小割り板張り、壁のシナベニヤ、床の幅広厚板張りの選択が、塗装を含めて絶妙でした。

吹き抜けのキャットウォーク板の上に本と蔓草のポットを置いてみました。
ワイルドストロベリーの葉に似たシュガーバインの蔓と葉が、吹き抜けに垂れ下がっている感じがよいです。

2階はホワイトとナチュラル色ですが、1階は濃い黒茶色。
明るさが欲しい時は2階に、落ち着きたい時は1階にと、居場所を変えて気分転換するのもよいかもしれません。

面白い形状になった、鉄の階段手すり。
白く塗った木と黒い鉄の手すりの関わりも面白いです。
