
2階の窓へと真っ直ぐに伸びる階段。
この家は、このシーンをメインに据えることでプランが決まりました。

2階の窓から望む神社山の緑。
遠すぎず近すぎず、ちょうどよい距離感で眺められます。
秋が深まり、神社山の紅葉の彩りが鮮やか。
北側を向いた窓なので、南からの日差しを受ける山が明るく色鮮やかに見えるのです。


この新雪が積もった、クールで静かな美しさの冬景色もよいです。
モノトーンで簡素な室内が同調している。(モノクロ画像ではなくカラー画像です)

円山と裏山が映る庭(ガーデン)に面した連続窓。赤レンガ積みの外壁と庭の緑のコントラスト。
連続窓の下端が庭のグラウンドレベルと同じくらいなので、草の緑と窓と赤レンガに、より親密な感じがある。

庭越しに眺める家。春から秋は庭いっぱいの緑に囲まれます。

初夏に咲くヤマボウシの白い花ガクとミツバの白い花と草葉の緑と、赤レンガ積みと黒い板張り。
初秋はムクゲ(木槿)花に彩られる、赤レンガ積みと黒い板張りの家。


晩秋は、ヤマブキの黄葉が被るようにある、赤レンガとの色鮮やかな対比。
初冬の雪は、赤レンガと板張りの墨色が温かく見えます。


真冬にはこの辺りに積もる雪の多さで、家の半分程も埋もれたように見えることもあります。
また、山合いの住宅地なので降り積もった雪はなかなか融けず、4ヶ月間は雪景色が続く。

積もる雪と白いレンガの壁の連続性。
赤レンガを積んで、表面に厚く漆喰を塗り、「白いレンガの壁」にしています。
