デンマークのヴィンテージチェアと自作のラワン合板テーブルのダイニング。
コーナーキャビネットもデンマークの古い家具です。
壁は純白の漆喰塗り。
艶のないマットで滑らかな仕上がりで、まるで卵の殻のよう。
窓ガラスから入る光を、優しい明るさにしてくれています。
床板は北海道産トドマツの無垢板を厚さ4.5センチ幅21センチ長さ12尺に帯鋸挽き製材して、
人工乾燥(KD KilnDry キルンドライ)をせずに、そのまま張りました。
ザラッとした表面に乾燥による反りが出て荒々しいですが、ツルッとして平滑な仕上げより、味わい深くて好み。
夏場の熱気抜きのため、壁の高い所に排気窓を設けました。鉄製のハシゴを昇って開け閉め。
ダイニングテーブル脇の縦長の窓も通風効率がよいです。
北欧アンティークのテーブルランプ。
小さめのリビングスペース。ソファと横長窓が近くて、円山の横たう風景、四季折々の変化が間近に感じられます。
カズタ アキコ がつくったカツラ材とアサダ材と真鍮取手の飾り棚。板の削り出し、真鍮の成型も含めて全て手作り。
漆喰の壁と墨色の板張りの天井と床で、程よい明るさに落ち着く室内。
窓からは望める近隣の山々の緑がよく映えて見えます。
モノトーンな壁・天井・床の室内にあっては、家具の木の色艶、ファブリックの色質感、草木の緑が引き立ちます。
樹々の落葉する秋の朝。
冬景色の窓と北欧ヴィンテージのフロアランプが灯る温かみのある室内。
ソファの傍にもフロアライト。必要なところに必要なだけの明かりを。
陰影がある空間の方が、より穏やかな気持ちになれる気がします。
コーヒーを淹れる時コーヒーを味わう時は、私たちにとって大切なひとときです。
簡素な食器棚にお気に入りの器を仕舞う。シンプルなもの、素朴なものが好み。