家と草木のアトリエhausgras

葉が落ちて真っ赤な実だけが残った野バラのパーゴラ

葉が落ちて真っ赤な実だけが残った野バラのパーゴラ

円山の西にある庭 2013
野草とハーブが楽しく変化する季節
初秋〜初冬

花が終わると実のり種子つけていく庭の草木。花よりも実と種の方が面白味があるかもしれない。
ヤマボウシやタデや野バラのそれぞれ特徴ある赤い実、フウロソウとカタバミの種飛ばしなど。
そうこうしているうち、葉も実もあるのに、雪が降ってきてしまう晩秋初冬の慌ただしさです。

ベルガモットの鞠房

花弁がみな落ちて、鞠状の種子袋だけになったベルガモット。

ヤマハギの花が咲き始めと、庭も初秋の雰囲気が増します。

ヤマハギ 山萩の花

エノコログサ 猫じゃらし

エノコログサの穂も出始める。

陽射しでポッと光る猫じゃらし(エノコログサ)。

エノコログサ えのころ草光る

タデ蓼

庭で自生して増えた、タデの群生。

フウロソウ(ゲンノショウコ)も同じく、庭で広範囲に自生している。

フウロソウ ゲンノショウコ

フウロソウ ゲンノショウコの花

小さくて清楚なフウロソウの白花。

フウロソウは、先端に種の入った柄が跳ね上がって種を遠くへ飛ばすので、容易に広がっていきます。

フウロソウゲンノショウコの種飛ばし

カタバミの花

こちらも庭で自生しているカタバミの五弁黄花。
ワイルドストロベリーの葉が多く写っていますが、カタバミの葉はハート型の三つ葉です。

カタバミは、種子袋が弾けて種を周囲に飛ばすしくみ。

カタバミの種飛ばし


ヤマボウシの実が熟れ始める

ヤマボウシの果実が色づき始める。


庭に飛んできた雪虫

庭に飛んできた雪虫を手の平で。長くてフサフサとした綿毛を着けています。
私の実家がある伊豆地方では、この雪虫を「しろばんば」と呼んでいたこともあるそうです。
(井上靖著の「しろばんば」より)

こちらは庭で自生しているエゾノコンギク(蝦夷野紺菊)の綿毛。

エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)の綿毛

葉が落ちて真っ赤な実だけが残った野バラのパーゴラ

葉がすっかり落ちてしまい、真っ赤な実だけが残った野バラのパーゴラ。

野薔薇の実に雪が積もる

数日後、野バラの実に初冬の雪が積もっていく。

その雪はすぐに融けて雫に。

野バラの実に積もった雪が融けて雫に

秋と冬が、行きつ戻りつ。


ヤマブキが黄葉していく途中で初雪が降る

緑の葉が徐々に黄葉していくヤマブキと、初雪の白のコントラストが美しい。

サントリナに雪

雪がまぶされたサントリナのシルバーリーフ。

フウチソウの黄葉にも、初冬の雪が積もる。

フウチソウに雪が積もる

初冬の雪に縁取られる石積み。

石積みと初冬の雪

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