
気持ちのよい夏の風になびくフウチソウ。
「風知草」という漢字が示すように、風の存在を優しく知らせてくれる涼しげなイネ科の草です。
寒さにも強く丈夫で、北海道でも大きな株に育ちます。

庭の日陰で密かに咲き誇っていたキョウカノコ(京鹿の子)のピンクの花。
直径2〜3ミリのビーズのような小さい花蕾が、弾けるように咲いていきます。
花がランダムに数十個集まって咲く、複散房花序(ふくさんぼうかじょ)。


眩しいほどの夏の光で満ちる庭。
緑と青が融けて昇華昇華して透明に近づくような感じがします。

焼き丸太の木柵越しに眺める夏の庭と家。

ベルガモットのマゼンダ色の花とローズマリーの白い花。
タイマツバナとも呼ばれるベルガモットは、その名のとおり、炎のような花姿です。


サビ石の小径の脇で咲くヒソップの花とタイムの花。
ディルの若葉についた朝露が光る。


庭で育ったディルとイタリアンパセリを収穫して、イタリアン料理に使ってみました。
鮮度がよいので、水々しくて香りも強め。

朝露に濡れるタイムの草原。
夏の朝の爽やかな庭。ワイルドストロベリー・クリーピングタイム・ヒソップ・セージ。


バラのパーゴラに続いていくヒソップ群落。

満開のヒソップ花畑と、カタバミのハート形三つ葉。

ボーダー状に並ぶ、サントリナのシルバーリーフ・ディル・タイム・イタリアンパセリ・ヒソップ。
カモミールの花。

黄色い半球状の部分が本当の花にあたります。
黄小花の集まった頭状花序(とうじょうかじょ)頭花(とうか)筒状花(とうじょうか)。
白い花弁のように見える部分は、頭状花を包んでいた総苞片(そうほうへん)です。

サントリナとタイム。
ディルの針葉。


真夏の爽やかな青と緑。タイムの花とヒソップの花が満開です。

ヒソップの花にとまるコヒョウモンとモンシロチョウ(スジグロシロチョウ)。
日本で最も美しい蝶といわれるミヤマカラスアゲハ。タイムに花にとまるルリシジミ。


花が散りゆくベルガモット(モナルダ ビーバーム タイマツバナ)。
花が散ると、鞠状の花序だけが残り、種を宿します。

透明感があり爽やかさ際立つディルの花(散形花序)と針葉。


夏空の青とディルの花の黄が、なんとも爽やかで清々しい。

ツユクサ(露草)がヤマボウシの木陰で咲く。
