
冬の冷え込んだ朝にガラスにできる結晶を模した型板ガラス。

光の差し込み具合で見え方が変わります。

結構、リアルな結晶に見える。

奥の建具には格子柄のガラスが入っていて、手前の建具には結晶柄のガラス。

縦波(モール)ガラスと鉄の取手の木製扉。
扉を開けると、さざなむようにも見えます。
モールガラスと真鍮ツマミの木製小窓を開いてみると、1階の窓とダイニングが見下ろせます。


木製格子の中に入った、サイコロ大の格子柄(チェッカー)のガラス。

光の屈折も加わり不思議な立体感があるので、私は好んでよく選んでいます。

チェッカーガラスと真鍮取手の扉の食器棚。
より細かい格子柄のガラスと鉄の取手が付いた扉の食器棚。
光が当たると水面のきらめきのような趣きがあります。


ガラスカッターで厚い型板ガラスを切るガラス屋さん。
今のガラスカッターは、柄の筒にオイルを入れて先端のローラーを滑らせて切るタイプです。


昭和の型板ガラスには格子柄(チェッカー)のバリエーションがいくつかあります。


ミカン科の「カラタチ」の姿をモチーフにした、有機的幾何学模様。
卍崩し(紗綾文様)のような柄でもある、不思議な魅力がある繋ぎ模様です。

大黒柱とガラスと鉄のオイルランプとアンティークガラスの入ったドアのある室内。
夕陽に照らされて、柄(模様)が引き立ちます。


建主さんの親戚の古家で使われていた昭和の型板ガラスを、キッチンの収納棚の引き違い戸にはめ込みました。
キラキラ光る星が散りばめられた空を模した「銀河」(ぎんが)という柄(模様)。
こちらの型板ガラスも、建主さんの古い家で使われていたモノを、新居の引戸で再利用。
ランダムに十字が入った、浴衣の十字絣(じゅうじがすり)のようなシンプルで涼しげな柄ですが、星の煌めきにも見えます。


また少し違いがある「夜空」(よぞら)という柄(模様)。キラメキ感が強調されています。

柄の違うアンテイークガラスを組み合わせた明かり取り木製窓がある家。
