家と草木のアトリエhausgras

2017年6月の釧路川カヌーミーティングにてカヌーの華(花)

釧路川カヌーミーティングにてカヌー花(華)をつくる

釧路川カヌーミーティング
ー 釧路川に集まったカヌーイスト達と漕ぐ ー

釧路湿原が国立公園に指定され30周年になることを記念し、2017年6月に開催された「釧路湿原カヌーミーティング」。
釧路湿原と釧路川とカナディアンカヌーを愛する約30艇60数名が集まり、賑やかな和やかな、初夏の釧路川下りでした。
途中くしろ湿原ノロッコ号の通過に合わせて、バウ(舟首)を中心に向けて放射状に集まりカヌーの花(華)で歓迎を。

釧路湿原が国立公園に指定されて30周年になることを記念して企画された「釧路湿原カヌーミーティング」。
2017年6月18日に開催されるということでお誘いを受け、札幌から前日移動し参加してきました。

釧路川カヌーミーティングで塘路湖畔の波打ち際に並べられたカナディアンカヌー

出発地は、釧路湿原の塘路湖(とうろこ)。
塘路湖畔の岸辺に、ずらっと並べられた色とりどりのカナディアンカヌー。

塘路元村キャンプ場にて釧路川カヌーミーティングのオープニングセレモニー

ここから釧路川に入り、達古武湖(たっこぶこ)近くの細岡カヌーポートまでの約9キロを、
総勢60名(ジャーナリスト含む)のカヌーイストが、釧路川のゴミを拾いながらゆっくりと下っていきます。

釧路川カヌーミーティングで塘路湖に浮かぶカナディアンカヌーの船団

スタート直後で塘路湖に浮かび広がるカナディアンカヌー。

塘路橋をくぐっていくカナディアンカヌーの船団 釧路川カヌーミーティング

前方に見える塘路橋をくぐって越えた後、1キロ程は釧路川の支流、塘路川を遡ります。

釧路川を下るインディアンカヌークラフトの村林さんとセルフビルドカヌー

こちらは、インディアンカヌークラフトの村林さんとセルフビルドカヌー。

エゾマツのフレーム(骨組み)の上にキャンバス(帆布)スキンを張り、
オイルを染み込ませて撥水化し、仕上げに松の墨を塗ったチャコールグレーのハル(舟体外面)。
独特の風合いを醸し出しているカナディアンカヌーです。
キャンバスの継ぎ目となるバウとスタンのエッジは、真鍮プレートで押さえる徹底ぶり。
実にプリミティブな素材選びと使い方です。
ご本人の衣装も伴って、渋過ぎる佇まい。

新緑の釧路川を下る赤いカヌー

カナディアンカヌーは、なぜか赤色(レッド)が多いような。
草木の緑、水と空の青、カヌーの赤、が写真映えする。
と、支笏湖かのあの松澤さんが言っていたのを思い出しました。

釧路川の樹にとまっているオジロワシ

カヌーの大船団が下っていくのを、オジロワシがじっと見守っていました。


釧路川カヌーミーティングのコーヒーブレイク休憩

何度か岸辺にカヌーを着けて、コーヒーが振舞われました。
Kさん家のパピヨンのコロちゃんも一緒です。

釧路川カヌーミーティングで振舞われたコーヒーとお菓子 ククサに入れてパドルに載せて

持参したククサにコーヒーを注いでもらいました。
パドルがテーブル代わり。地元、釧路湿原のお菓子付き。

釧路川カヌーミーティングのコーヒー休憩

腹ごしらえした後に、参加したカヌーが全数集まってつくる、カナディアンカヌーの花の練習です。

釧路川にてカヌーフラワー(カヌーの花)の練習1

緩い流れもあるので、結構難しい。

釧路川にてカヌーフラワー(カヌーの花)の練習2

カヌーのバウ(舟首)を中心に向けて放射状に集まり、上から見たら花型になっているように。


釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカヌーフラワー

そして本番。12時前に釧網本線に「くしろ湿原ノロッコ号」が通る予定の場所で、カヌーの花をつくって待ち構えます。

釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカナディアンカヌーフラワー花

ノロッコ号の乗客の皆さんが、こちらを向いていて手を振ってくれている。

釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカナディアンカヌーの花1

そして、私たちも繋いだ手を挙げて、歓迎の意を示しました。

釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカナディアンカヌーの花2

お互いに、釧路川と釧路湿原のよい思い出になったかな。
メインイベントが無事に遂行され、満足感が漂います。


釧路川の塘路湖と細岡間をカヌーで下る

この後はまた広くなった釧路川を、細岡カヌーポートまで悠々と下りました。

釧路湿原と釧路川とカヌーイストのハーモニーイベント。
印象深く得がたい体験をすることができました。