釧路湿原が国立公園に指定されて30周年になることを記念して企画された「釧路湿原カヌーミーティング」。
2017年6月18日に開催されるということでお誘いを受け、札幌から前日移動し参加してきました。
![釧路川カヌーミーティングで塘路湖畔の波打ち際に並べられたカナディアンカヌー](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting01.jpg)
出発地は、釧路湿原の塘路湖(とうろこ)。
塘路湖畔の岸辺に、ずらっと並べられた色とりどりのカナディアンカヌー。
![塘路元村キャンプ場にて釧路川カヌーミーティングのオープニングセレモニー](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting02.jpg)
ここから釧路川に入り、達古武湖(たっこぶこ)近くの細岡カヌーポートまでの約9キロを、
総勢60名(ジャーナリスト含む)のカヌーイストが、釧路川のゴミを拾いながらゆっくりと下っていきます。
![釧路川カヌーミーティングで塘路湖に浮かぶカナディアンカヌーの船団](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting04.jpg)
スタート直後で塘路湖に浮かび広がるカナディアンカヌー。
![塘路橋をくぐっていくカナディアンカヌーの船団 釧路川カヌーミーティング](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting05.jpg)
前方に見える塘路橋をくぐって越えた後、1キロ程は釧路川の支流、塘路川を遡ります。
![釧路川を下るインディアンカヌークラフトの村林さんとセルフビルドカヌー](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting03.jpg)
こちらは、インディアンカヌークラフトの村林さんとセルフビルドカヌー。
エゾマツのフレーム(骨組み)の上にキャンバス(帆布)スキンを張り、
オイルを染み込ませて撥水化し、仕上げに松の墨を塗ったチャコールグレーのハル(舟体外面)。
独特の風合いを醸し出しているカナディアンカヌーです。
キャンバスの継ぎ目となるバウとスタンのエッジは、真鍮プレートで押さえる徹底ぶり。
実にプリミティブな素材選びと使い方です。
ご本人の衣装も伴って、渋過ぎる佇まい。
![新緑の釧路川を下る赤いカヌー](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting07.jpg)
カナディアンカヌーは、なぜか赤色(レッド)が多いような。
草木の緑、水と空の青、カヌーの赤、が写真映えする。
と、支笏湖かのあの松澤さんが言っていたのを思い出しました。
![釧路川の樹にとまっているオジロワシ](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting08.jpg)
カヌーの大船団が下っていくのを、オジロワシがじっと見守っていました。
![釧路川カヌーミーティングのコーヒーブレイク休憩](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting09.jpg)
何度か岸辺にカヌーを着けて、コーヒーが振舞われました。
Kさん家のパピヨンのコロちゃんも一緒です。
![釧路川カヌーミーティングで振舞われたコーヒーとお菓子 ククサに入れてパドルに載せて](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting10.jpg)
持参したククサにコーヒーを注いでもらいました。
パドルがテーブル代わり。地元、釧路湿原のお菓子付き。
![釧路川カヌーミーティングのコーヒー休憩](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting11.jpg)
腹ごしらえした後に、参加したカヌーが全数集まってつくる、カナディアンカヌーの花の練習です。
![釧路川にてカヌーフラワー(カヌーの花)の練習1](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting14.jpg)
緩い流れもあるので、結構難しい。
![釧路川にてカヌーフラワー(カヌーの花)の練習2](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting15.jpg)
カヌーのバウ(舟首)を中心に向けて放射状に集まり、上から見たら花型になっているように。
![釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカヌーフラワー](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting16.jpg)
そして本番。12時前に釧網本線に「くしろ湿原ノロッコ号」が通る予定の場所で、カヌーの花をつくって待ち構えます。
![釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカナディアンカヌーフラワー花](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting17.jpg)
ノロッコ号の乗客の皆さんが、こちらを向いていて手を振ってくれている。
![釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカナディアンカヌーの花1](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting18.jpg)
そして、私たちも繋いだ手を挙げて、歓迎の意を示しました。
![釧路川カヌーミーティングにてノロッコ号とカナディアンカヌーの花2](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting19.jpg)
お互いに、釧路川と釧路湿原のよい思い出になったかな。
メインイベントが無事に遂行され、満足感が漂います。
![釧路川の塘路湖と細岡間をカヌーで下る](img/photo/nature/canoe09/canoe-kushirorivercanoemeeting06.jpg)
この後はまた広くなった釧路川を、細岡カヌーポートまで悠々と下りました。
釧路湿原と釧路川とカヌーイストのハーモニーイベント。
印象深く得がたい体験をすることができました。