家と草木のアトリエhausgras

夏の新緑が濃く快晴青空の支笏湖でカナディアンカヌーを漕ぐ

青い蒼い支笏湖モラップの入江でカヌーを漕ぐ

碧い蒼い支笏湖を漂う
ー 支笏湖モラップの入江でカヌーを漕ぐ ー

風穏やかな初夏のある日、支笏湖の南東湖畔モラップキャンプ場の入江でカナディアンカヌーを漕ぐ。
快晴の抜けるような青い空に加えて、湖畔の森の緑も瑞々しい蒼さで、それを映す湖面の水の色も碧い。
どこまでも青く広く深い支笏湖に浮かんで漂うだけの数時間、カヌー日和を心行くまで楽しみました。

支笏湖モラップキャンプ場の駐車場の森の緑 ホオノキとミズナラの葉

支笏湖(しこつこ)モラップキャンプ場の駐車場脇の森は、吸い込まれそうなほどの緑。
ジムニーの真上に被さる大きい葉の樹はホオノキ(朴の木)で、その左隣はミズナラ(水楢)です。

夏の支笏湖モラップでカナディアンカヌー

土日祭日は大勢の人で賑わう人気のキャンプ場ですが、流石に平日の日中は、ほとんど人影がありません。

正面に見えるのは恵庭岳。
こんな贅沢な風景をしばし独占させてもらいました。

支笏湖モラップキャンプ場から眺める恵庭岳


ほとんど無風。カナディアンカヌーは風があると操船に苦労するので今が好機です。
早速、カナディアンカヌーを漕ぎ出し、モラップ山に向かって。

湖上のカナディアンカヌーから支笏湖モラップ山の新緑を正面に見る

モラップ山の森の緑は、眩しいほどの蒼さ。
距離感がちょうどよくて、最高の景色です。
ここは、秋の紅葉シーズンも見応えある場所。

この標高500メートル余りのモラップ山の裏側には、1963年〜2002年まで営業していた国設モーラップスキー場跡があり、
冬は、そこを目指してバックカントリースキーやスノーシューハイクを楽しむこともできます。

カナディアンカヌーを漕いで支笏湖モラップ山の岬方面へ

ここからは見えないですが、モラップ山の北側にはキムンモラップ山(標高478メートル)と支笏湖温泉街、
そして千歳川の源流部の入江もあります。

支笏湖の沖の方の湖水色はグランブルー

沖の方の湖水の色は、空の青と湖の深さを表すグランブルー。
最大水深360mもある支笏湖は、沖へ行くほど水の濃さが増しますが、
モラップ山の西側は特に急深になっている所なので、グランブルーさがすぐに現れます。

岸近くの湖水の色は、湖畔の森の緑を映しエメラルドグリーン。

支笏湖の岸近くの湖水色はエメラルドグリーン

岬を回ったところで引き返し、元の岸辺に上陸して休憩。

モラップキャンプ場から眺める風不死岳(フップシダケ)

左奥に見えているのは風不死岳(ふっぷしだけ)。そのさらに左隣は樽前山(たるまえさん)が。

支笏湖の波打ち際の透明感

波打ち際を見ると、支笏湖の水の透明度が分かります。
環境省が発表している湖沼水質ランキングで、9年連続日本一の支笏湖ですから。

カルデラ湖で流入する河川が少ない、湖畔に施設が少ないので生活排水が少ない等あるのかもしれませんが、
支笏湖を取り巻くこれら山々の森が、水をより綺麗にしているのでしょう。



支笏湖のヒメマスのライズ

湖面から飛び上がる何かの姿。あちこちに小さい波紋が。
どうやら、チップ(ヒメマス)のライズのようです。

支笏湖モラップでヒメマス釣りをするカップル

だんだん竿を持った人たちが増えてきました。釣り舟(手漕ぎボート)も。
6月から解禁になる支笏湖のチップ漁。その解禁間もない日ですから。

ヒメマス(姫鱒)はベニザケ(紅鮭)の陸封魚(湖沼残留型の魚)で、
淡水魚の中では味もよいらしく、人気があります。

支笏湖モラップキャンプ場でヒメマス釣りをする人たち

湖上のカヌーで支笏湖ブルー

そろそろ、カヌーはお邪魔のようなので、最後にひと漕ぎして。
午後はますます、青と緑の色が濃く深く。

夏の新緑と快晴青空の午後の支笏湖モラップでカヌーを漕ぐ

波打ち際で、カヌーの裏を乾かしてからジムニーに載せます。

支笏湖モラップでカナディアンカヌーのタンデム

札幌の自宅から車で1時間余りの所にある別天地 支笏湖。
今回もまた、綺麗にサッパリと洗われて、心も体も軽くなりました。