いつものとおり、上富良野町の吹上温泉保養センター 白銀荘(標高約1000メートル)の駐車場に集合。
100台近く停まれるはずの駐車場が、9時前に満車状態になっていました。
この日は好天がの予報だったので、たくさんの方々が同じ思いで集まって来たようです。
一方、我々の方はいつもより少なめ、スキーヤー5名とスノーボーダー2名の7人パーティーでした。
でも、意志の疎通やお互いの状態把握とフォローがしやすい、このくらいの人数が一番よいかもしれません。
![吹上温泉保養センター白銀荘の駐車場からのぞむ前十勝岳](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-06.jpg)
当初は前十勝岳へ向う予定でしたが、上の方を眺めると、前十勝岳に向かって登っていくグループが多そうです。
9時過ぎに登り始める我々には、大勢の人の滑った跡で荒れた斜面しか残っていないだろうと。
それで行き先を、三段山へと変更することになりました。
![積雪の三段山のエゾマツ樹林帯を登る](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-12.jpg)
国設スキー場跡を過ぎて、エゾマツの林の中へ。
エゾマツのうろこのような樹皮。
![三段山のエゾマツのウロコ状の樹皮](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-11.jpg)
樹皮が赤褐色で麟弁状にハゲるのが特徴の「アカエゾマツ」であるかどうか、は微妙なところです。
幹の様子で分からない時は、松葉を取って折った断面が、四角(菱形)ならば「アカエゾマツ」で、扁平ならば「エゾマツ」。
![三段山のダケカンバの樹氷と青空](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-10.jpg)
樹氷を付けるダケカンバと青い空。
この日、私たちの行動中は終始快晴でした。
![雪の三段山の尾根脇を登るパーティー](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-04.jpg)
樹林帯を抜けて、我々パーティーは三段山の山頂を左手に見ながら、西の尾根沿いを登って行きます。
![三段山のウインドパックとシュカブラ](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-05.jpg)
標高が高くなるにつれ、ウインドパックとシュカブラ気味で固くなっていく雪面。
![雪の三段山の尾根にて 山スキーヤーとスノーボーダー](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-03.jpg)
そして尾根に上がり。標高1680メートル。
快晴微風で眩しい尾根の上。気持ちがよすぎて、自然と笑みがこぼれます。
![雪の三段山の尾根から眺める上ホロカメットク山・上富良野岳・三峰山](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-08.jpg)
そこからの眺め。
左から上ホロカメットク山(標高1920メートル)、上富良野岳(標高1893メートル)、三峰山。
![雪の三段山の尾根から眺める富良野岳](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-07.jpg)
そして、雄々しい富良野岳(標高1912メートル)。
嗚呼、絶景かな絶景かな。
2000メートル近い雪山を登り、この白い無垢な姿を、間近に眺めることができる幸せに感謝です。
![三段山の尾根の上で記念写真 富良野岳をバックに](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-02.jpg)
富良野岳をバックに。
この後、さらなる幸運が待っていました。
経験豊富なI隊長が滑降ルートをベストチョイス。
そこに極上パウダースノー、ありました。風下の吹き溜まり斜面。
3月半ば過ぎとは思えない雪質です。
![三段山の斜面をスキーで滑り降りる](img/photo/nature/backcountryski01/backcountryski01-01.jpg)
クラブのTHさんに撮っていただいた滑降写真。
ノートラックのラインをしっかりと選んで。
最高のバックカントリースキーツアーをありがとうございます。