完成お引き渡しをしてから数週間しか経っていない時期に訪問させていただきました。
その時の様子を、短い動画にしてみました。
こんな風にもうすっかり馴染んでいて驚きました。
それから、玄関ポーチに赤レンガを敷き詰めた施主のセルフビルドの様子も動画に記録しました。
オーナーご夫妻と友人ご夫妻の4人がかり、4〜5時間くらいで施工完了。出来栄えも上々です。
素地のままの黒皮鉄の渋い味わいが出ている、丸鋼の階段手すり。
複雑に曲がり連続する階段手すりと、窓下に露出しているセントラルヒーティングの銅管。
ダイニングチェアは、札幌在住の家具作家 高橋三太郎さんデザインで、
道東 津別の山上木工が制作するプロジェクト「イスワークス」の椅子が並ぶ。
デザインはそれぞれ違いますが、楢(ナラ)材のナチュラルクリア仕上げで統一しています。
ダイニングテーブルは、大阪 TRUCK(トラック)の無垢ナラ4枚はぎ合わせテーブル。
削り残しや黒い節もあるラフで楽な雰囲気で、使い込んでいく程よい味が出そうです。
実は真新しいけれども、そんなことを全く感じさせないダイニングでくつろぐオーナーご夫妻。
お二方とも、いつも表情仕草と話ぶりがナチュラルで柔和です。
この空間・家具とここで暮らす人がぴったり調和しているのが伝わるよいシーン。
リビングスペースには、木の幹をくり抜き彫って作られるアフリカのトンガ族のスツール。
モロッコのラグでナチュラルモノトーン「ベニワレン」との相性もバッチリです。
新築の際に造作したバーカウンターと韓国民藝の真鍮製スプーン「スッカラ」。
壁ぞいに置かれた木製キャビネットには、「ウォーターヒヤシンス」や「シーグラス」の茎を独特なパターンで編んだベトナムの籠が置いてある。
不均一でムラのある素材を、人の手作業で形づくることで生まれる「ゆらぎとまとまり」は、見るにも使うにも飽きません。
今まで使っていたモノも、これから新たに加わるモノも、全てをおおらかに包んで育んでいく、この家での暮らしが始まりました。