家と草木のアトリエhausgras

2階の個室ガラス小窓から1階ダイニングを見下ろす

「 羊蹄山を望む田園の家 」の1階ダイニング

羊蹄山を望む田園の家
ー 山々と田園に囲まれたのどかな暮らし ー

秀麗な羊蹄山を南に、パウダースノーの聖地 ニセコアンヌプリを西に望める絶好のロケーション。
また、この家の周りは、建主ご夫妻が丹精込めて育てる田んぼと野菜畑がどこまでも広がる田園で、
茶寅(チャトラ)と白黒八割れ(シロクロハチワレ)の2匹の愛猫とともに、のどかに暮らす日々。
厳しい寒さの長い冬。連日降り積もる雪も一面の白銀風景も、これからは心から愛でて和めます。

2階の吹き抜けから見下ろす1階のダイニング

2階の吹き抜けの木製手摺越しに見える、1階のダイニングの様子。
階高さを抑えていることもあり、より近くに感じられます。

また、2階の個室の壁に設けたガラス小窓からダイニングを見下ろしてみると、さらに間近に思えます。

2階個室のガラス小窓越しに1階ダイニングを見下ろす

隔てることなく、家族の存在をいつも近くに感じることができる、1階と2階のこの距離感。
広すぎる家では体感できない、よりよい親密さのある家なのです。

それはまた、目が行き届く、手が行き届く、ということでもあります。

杉の柱と梁の架構と杉の羽目板天井と杉の厚板張りの床の室内

この家は、北海道の道南地方で育った道南杉(どうなんすぎ)を、至る所に使いました。
見えている柱と梁は全て杉の無垢材です。(大黒柱は4.5寸角、長さ4メートルを超える通し柱)
勾配天井は杉の無垢の羽目板材を張り、床は厚さ3.8センチ幅18.5センチの厚い杉板を張りました。

室内は無塗装で木地のままなので、素朴な明るさと色合い、そして杉独特の優しい香りに満ちています。
(床板のみオスモ エキストラクリヤー塗り)

外壁に張った墨黒色の杉板のシブさと、室内の健康的な木地色の明るさのギャップが、この家の魅力のひとつ。


階段を挟んで玄関ホールとリビングダイニングがある杉を使った室内

無垢の木を木地のまま使うと、暮らしでできる木の傷や汚れが目立ちにくく、気になりません。
動物を飼っている場合や外の土埃などが室内に入りやすい暮らしの場合は、特にオススメしたいです。

チャトラ(茶寅)柄の猫と杉板の床

2匹の飼い猫たちは、新しい家に違和感を感じることなく馴染んでくれたようです。
このチャトラは私に対しては、相変わらず警戒していますが。

チャトラ(茶寅)柄の猫とリビングソファにて

田園の緑がその先にずっと広がるウッドデッキと繋がっているリビング。
ソファにて猫とくつろぐ。

茶寅(チャトラ)猫とリビングソファにて憩う

2階の吹き抜けから見下ろすリビング

2階の吹き抜けから見下ろすペンダントライトが灯るダイニング

関東の実家へ帰省された際に買い付けたという、デンマークのビンテージのダイニングテーブルとダイニングチェア。
このスクエアテーブルは、一見は小振りなのですが、エクステンションで10人掛けのロングテーブルになるタイプで、
新居のお披露目で大勢の方が集まった時は、大活躍したそうです。

チークのダイニングテーブルとダイニングチェア デンマークのヴィンテージ家具

チークの特有の赤みのある色が綺麗に出ていて、青いガラスの器もよく映えていました。
ダイニングチェアのシートのマスタード色もなかなか素敵です。

これからリビングソファも新調するとのこと。

この家にインテリアを少しずつ加えていく楽しみ、巡っていく季節の風景を窓から眺めて過ごす楽しみ。
そして、年月が過ぎて自然に深まっていく味わいと愛着を、ゆっくりと楽しんでください。


キッチン腰壁収納のラタン(藤)のバスケット収納ボックス

キッチン周りのアイテムは、自然素材や手作りのモノばかりで馴染みがよいです。
よく使うラタン(藤蔓)の収納バスケットは、ここにちょうど収まるようにと要望がありました。

椹の米櫃と土鍋と竹籠

椹(さわら)に銅輪のおひつ。土鍋に竹籠。

鉄瓶と銅と真鍮のハリオ コーヒードリッパーなど。

鉄瓶と銅と真鍮製のハリオのコーヒードリッパー

素材にこだわっている所は、他にもあります。

銅製の角型手洗いボウルと真鍮製の壁付水栓

この角型手洗いボウルは銅製、壁付の水栓は真鍮製です。
銅や真鍮には高い抗菌性・殺菌性があるので、農作業の合間にも使うこの手洗いには最適の素材。
ちなみに、ロールペーパーホルダー、タオル掛け(メッキ)、収納棚の扉のツマミ、引戸の引手も真鍮製という徹底ぶり。
銅や真鍮は経年変化も、深みが増して行くので楽しみです。


建主さんの古い家で使われていたアンティークガラスを、引戸の明かり取りガラス小窓で再利用しました。
ランダムに十字が入った、浴衣の十字絣(じゅうじがすり)のようなシンプルで涼しげな柄です。

十字模様のアンテークガラスレトロガラス

2階個室のガラス小窓と吹き抜けの木製手すり

2階の個室のガラス小窓と、フリールームの吹き抜けに設けた木製手すり。

2階フリールームは、山型の勾配天井が低めに見えて、屋根裏部屋的な雰囲気。
この空間と1階のリビングダイニングが一体的になっています。

山型の勾配天井が低めの屋根裏部屋的な空間

鉄の手すりと杉板張りの床と階段。

鉄の階段手すりと杉板張りの床と階段

オーナーご夫妻によるセルフビルドのレンガ敷きも完成していました。

玄関内土間のレンガ敷き

玄関内土間のレンガ敷き。レンガは江別 野幌のレンガ工場で直に買い付けされたもの。
この家の完成・引き渡しは5月でしたが、稲苗づくり・田植えの農繁期が落ち着いた、6月末からマイペースで進められて。

レンガ敷きの玄関ポーチと黒墨色の外壁板張りと赤い板金屋根

玄関ポーチのレンガ敷きは、黒色墨色の板壁やモルタル・砕石に囲まれて、レンガの赤が活きています。
セルフビルドならではの手づくりの味わいが出ていて、やっぱりよい感じの仕上がり。


赤い屋根と黒い板張り外壁の家

川辺に茂る野性味のあるイタドリの濃い緑と、赤い板金の屋根。
広々とした農地に建っているので、より小ぢんまりと見えて好印象ですし、
角度のあるスッとした切妻フォルムは格好よく、黒い板張り壁もその間で効いています。

北海道の田園にある赤い屋根と黒い外壁の家

川向こうにある農地から橋を渡って、オーナーが家に戻ってくるところ。
傍にある軽トラやビニールハウスや農業資材の存在も、飾らない有りのままで美しく思えます。

どこまでも続く広い田園農地の、作物や野草が茂り緑濃い季節も、白銀の雪が深く積もる季節も、
パッと目にとまるランドマークとなるであろう、この凛とした佇まいの、赤い屋根と黒い板張りの家。

それを背景に、牧草カモガヤ(オーチャードグラス)の穂がのどかに揺れる、まさに田園的牧歌的風景です。
窓に写り込んでいる、羊蹄山(ようていざん)のたおやかな裾野の緑もよい感じ。

赤い板金屋根と黒い縦板張り外壁の家