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家と草木のアトリエhausgrasのブログ

2024年12月29日



住宅誌リプランに木の家が掲載


北海道の住宅専門誌Replan(リプラン)に手がけた木の家が掲載されました。

Replan北海道 vol.147(2025冬春号)
巻頭特集「木の家」

7年が経った木の家の雰囲気

2017年に新築完成してから丸7年が経ち、この家で暮らしを営むご家族も、ふんだんに使った北海道産カラマツも、とてもよい雰囲気で嬉しい限り。
品よく古びた木の家や、昔の小さな木造校舎のような、懐かしさ愛おしさを覚える空間で暮らしたい、そのささやかな思いに近づいたかもしれません。



以下は、今回の掲載のために11月に撮影取材した時の様子です。
(以前のブログ記事と重複します)

北海道カラマツの家のダイニングにて撮影取材を受ける

編集長とライターさんが、取材テーマとなる「木」という素材のよさや使う意義などをオーナーご夫妻から聞き取りしているシーン。
この家は北海道産カラマツをふんだんに使っていて、柱・梁などの構造材、床板・天井板の内装材、外壁板・屋根垂木・破風など外装材全般に渡る。

木は、人が歳を重ねるのと同じよう変化していき、傷も凹みもそれなりについていく。
それが自然なこと、と受け入れることができれば実に楽な気持ちになり、そこで過ごした記憶が重なっていくことで深い愛着が生まれる。
触れた時の確かな温もり、なんとなく感じる懐かしさと安らぎ。

こんなイメージを抱ける方ならば、木の家に暮らせば間違いなく、幸せで満ち足りた日々を過ごせるだろう。
今回の取材は、そんなことを改めて思い起こす機会になりました。


北海道カラマツの家のリビングダイニング

メインの空間となる1階LDKの撮影。

長さ3.5メートルの現場造作の木製キッチンガラス扉の食器棚

キッチンが日々よく働いてくれている感じ、収納も目一杯活かされている感じがすごく出ています。

ステンレストップのペニンシュラカウンターも、奥の木製カウンター収納も壁付け収納棚もそれぞれ長さ3.5メートル。
プランニングしている時は本当にこんなに必要なのかな、と思っていましたが失礼しました。

北海道カラマツの家のダイニングキッチン


窓辺のロッキングチェアに腰掛けて、娘さんと穏やかにお話ししているシーン。

北海道カラマツの家のリビングでくつろぐ

7年の月日で経年変化の味わいが増していることに加え、ご家族がこの家と心置きなく慈しんで付き合ってこられた形跡がそこかしこに見受けられる。
ここに3時間余り滞在させていただいて、それを見届けられたことは実に幸せでした。

今回の撮影取材へのご理解とご協力をいただけたこと、オーナーご家族には本当に感謝いたします。