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2024年8月29日



プレスガラスのランプシェード

大正時代から昭和初期に、日本で盛んに作られていたプレスガラス(型押しガラス)の製品。
その頃のレトロなランプシェードをいくつか集めてみました。


明治・大正・昭和のレトロなランプシェード古い電笠

まずは小振りな直径12センチ前後のランプシェード3種。
両サイドが乳白色で艶のある六角シェードで、どちらもシンプルな幾何学の立体模様がある。
真ん中の艶のないシェードは八角で品のよいフォルムをしています。


レトロな模様の6角ランプシェード・電笠

よく見ると、ガラス面はさざ波が立ったように揺らいでいるし、立体模様のラインもヨレているのが分かる。

レトロな渦巻き模様の6角の電笠・乳白ランプシェード

カチッと見えがちの角渦巻き模様も、手で引いたような柔らかい印象です。

レトロな渦巻き模様の6角ランプシェード・電笠

端部はザラザラしていて小欠けもあるし、流し込みの跡なのか面の途中に斜めのラインなんかも。

レトロなライン模様の6角電笠・乳白ランプシェード

現代なら検品で不合格とされてしまうような、甘い作りなのですが、それが実によい味になっている。

レトロな8角電笠・マットな乳白ガラスのランプシェード

一見、均一に見えるマットミルクな八角シェードもしかり。程よい歪みや甘さがあります。

レトロな8角ランプシェード・マットな乳白ガラス電笠

無機質な素材のモノだからこそ、人の手仕事の跡とミックスして、丁度よい風情になるのだと思う。



ガラスシェードを真鍮ソケットホルダーにセットして吊るし点灯してみました。

八角形の電笠マットな乳白色のランプシェード
八角形の電笠電傘・マットな乳白色のランプシェードを灯す

六角の渦巻き模様の電笠・レトロな乳白ランプシェード
六角の渦巻き模様の電笠電傘レトロなランプシェードを灯す

六角のライン模様の電笠電傘レトロなランプシェード
六角のライン模様の電笠・レトロなランプシェードを灯す


次は直径20センチ前後の浅型ランプシェード2種。

直径20センチ浅型でレトロな模様の電笠・乳白色ガラスシェード

円を半分に折って並べたような立体模様と蒲鉾型を並べたような立体模様。

直径20センチ浅型でレトロな模様の電傘・乳白色ガラスのランプシェード

同様に吊るして点灯してみると。

直径20センチ浅型のレトロな模様の電笠電傘・乳白色ガラスのランプシェード

レトロな模様の浅型電笠・乳白色ガラスのランプシェード

レトロな模様の電傘電笠・乳白色ガラスのランプシェード

それぞれ雰囲気よくて、和みます。