3年振りに中標津の「パンと珈琲のこうば」にやってきました。
2021年3月に完成・引き渡しをした後、初めての訪問になります。
遠方であることに加えて、新型コロナ禍が長引いたこともあり、何度か訪問予定を組んでもことごとくキャンセルになり・・・本当にようやく。
雨ざらしの手作り木看板は、すっかりグレーで渋くなっている。
オーナーご家族がセルフビルドしたレンガ積み壁も、蔦が絡み始めたりよい雰囲気出てきています。
北海道カラマツ板の無塗装外壁も、3年の月日で退色し始め枯れ感が出てきています。
壁に嵌め込んだレトロ模様のガラスは変わらない。木は経過した時間とこの環境相応に変化していく。
他のお客さんが居なかったので、店舗内も見せてもらいました。
この日も所狭しと並べられていたパン・焼き菓子でしたが、営業時間が終わる頃だったので少しだけしか残っていません。
でもお陰で、パンを並べる木のカウンターが自然な艶とスレ感で、よい味を醸し出してきているのが分かりました。
森の風景画を集めたような、木枠窓が連続するカフェスペース。
この雰囲気を好むお客さんが少しづつ増えてきているらしい。
オーナーからの依頼がありましたので、テーブル席用のペンダントランプを探してみます。
この森の片隅で、3年前から始まった営み。
少しずつ受け入れられて調和していく様が、はっきりと見て取れました。
ここを訪れる方々にも、そう感じていただけると嬉しい。
森にも人にも寄り添って、ゆっくりと、末長く。