家と草木のアトリエhausgras

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2024年3月27日



太陽光自家発電の前準備

札幌の事務所兼自宅で、太陽光発電をすることにしました。

その目的は、暮らしに欠かせないエネルギーである電気を日々もっと意識すること。
再生可能エネルギーの太陽光で電気を自家発電して「買う電気」をできる限り減らすこと。

自分が暮らす家と仕事場に必要な電気をそこに降り注ぐ太陽光で作り出してまかなえる、というのは発電設備投資はあるにせよ「自給自足」「地産地消」と同じ志向で魅力があります。
また、今後日本国内でもどんどん推し進められていく、無駄の少ない電力網「スマートグリッド」の一助にもなるでしょう。

その前準備として、契約アンペアの変更を北海道電力に依頼しました。

北海道電力のスマートメーターのブレーカー説明書

2017年5月にスマートメーターに取り替え済みの我が家ですが、ブレーカーは従来のままでした。

今回の工事で、室内の分電盤に設置してある契約用ブレーカーは取り外され、
代わりにスマートメーターに内蔵された計器SB(けいきサービスブレーカー)設定が機能することになります。
この設定に替えると、発電した電気を自家消費したり余剰電力を売電する時に生じる「逆潮流」量が、
受電(電力会社から購入する電気)契約アンペア容量の制限から解放される。
つまり例えば、受電契約電気量40Aの家も、発電容量を6.0kWにも8.0kWにもすることができます。

従来の契約用ブレーカーは、受電する電気の「順潮流」にも、発電売電する電気の「逆潮流」にも容量制限がかかる仕組みだったらしい。


契約用ブレーカーの取り外し

分電盤の左端に設置してあった、契約用ブレーカーの取り外し。

分電盤の契約用ブレーカー取り外し作業

同じ場所に、漏電ブレーカーへ直結させる配線機器が代わりにセットされました。


スマートメーターの契約容量変更と計器SB設定

そして、外部のレンガ積み壁に取り付けられているスマートメーターに、「計器SB設定」「契約電気容量の変更」をして完了。

札幌の雪が無くなる4月中旬、屋根に長州産業製の太陽光パネル24枚と外壁に2台のパワコンを設置して自家発電が始まる。
数ヶ月の申請審査期間の後、余剰電力の売電も許可される予定です。