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2022年4月1日



綿100%の蚊帳生地ふきん


自宅キッチンで食器拭き専用のふきんとして愛用している「蚊帳生地ふきん」(かやきじふきん)。
10枚組で購入し、総入れ替えしました。

新しい蚊帳生地ふきんと古い蚊帳ふきん 奈良の福市祐徳堂のふきんを比べてみる

左側が真新しいふきんで、サイズは30センチ×40センチ。
右側が2年前から使っている同じふきんですが、使っていくと10%以上縮むので現状は約25センチ×約32センチです。

この蚊帳生地ふきんは、薄い平織布を5枚重ねているので通気性・速乾性があります。
そして特筆すべきなのは、吸水力が他の布類より抜群によいということ。
濡れたら絞れば、吸水性がかなり復活するのも地味にうれしい。


真新しい蚊帳生地ふきん 奈良の福市祐徳堂の製品

最初は糊が入っているピンと端正な平織面で、それが5枚重なった様子がハッキリと分かります。


2年間毎日使い続けた蚊帳生地ふきん 奈良の福市祐徳堂

2年間、毎日使い続け洗濯し続けたふきんはこんな風に古びています。
よく拭き当たる真ん中付近の織りは破けてきたり、全体的には毛羽立ち縮れてきていたり。
他のふきんも同じように摩耗・劣化している。


古伊万里染付の器を蚊帳ふきんで拭きあげる

普段使いしているのは、江戸時代につくられた古伊万里の染付や古い陶器など、少しずつ集めてきた皿や小鉢が多いので、
食洗機に入れて自動洗浄に自動乾燥にお任せ、という気になれません。
ですからうちには食洗機は無くて、食器は全て手洗いした後すぐに、この蚊帳生地ふきんで丁寧に拭きあげています。
それは余計な手間なのかもしれませんが、器への愛着は確実に増します。


1枚1枚丁寧に袋詰めされた福市祐徳堂の蚊帳生地ふきん

10枚組とはいえ1枚1枚、このように老舗らしい古風な意匠の紙帯つきで丁寧に袋詰めされています。
奈良「福市祐徳堂」の製品。綿100%で国産というのは今はなかなかありません。しかも1枚330円。

木材・植物由来の再生繊維レーヨンの布巾が今の主流ですが、昔ながらの素材の品がまだあるならば使い続けたい。


これからまた毎日、この新たな蚊帳ふきんでお気に入りの食器を拭きあげて、大事に末永く扱っていきたいと思います。