7月中旬になり、北海道札幌でも日中は30℃を超える日が続きそうです。
自宅の東向きの窓の日射熱対策として、軒先にすだれを掛けました。



麦藁稲藁(straw ストロー)と同じ、空洞の草の茎。よし(葦)です。
燻されているので少し濃い色に。
黒い棕櫚縄(しゅろなわ)で結ばれています。

屋根垂木の側面に真鍮製よーとを捻じ込んで、麻縄を結んで引っ掛けて吊り下げました。
こうすると、取り外しが簡単です。

室内から、すだれが掛かった窓を見るとこんな感じに。
すだれが有ると無いとでは結構な違いがあることが、すだれとすだれの間の隙間の緑の明るさで分かります。
外から見れば、風に簾が軽やかに揺れて涼しげ。

庭のあふれる緑と枯れ草色のすだれと墨色の外壁板、そして夏の青空。
この家は、今の北海道では少なくなってしまった勾配屋根で軒先がしっかり出ている、昔ながらのつくりの木の家ですから、
懐かしい夏の風情を思わせる「すだれ」がよく似合います。
その後も連日、真夏日の晴天が続いている札幌。
庭では暑過ぎて枯れかけの草もありますが、ハーブはむしろ元気です。
そんな7月下旬の簾と庭の様子を、ショートムービーにしてみました。
風が強い日は、すだれが煽られ過ぎて窓ガラスに当たるので、外しておきます。
庭では、アナベル、ベルガモット、オレガノ、ミントが花盛り。
ススキとヤマハギの花も咲き始めました。