家と草木のアトリエhausgras

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2021年1月10日



店舗引き戸の真鍮製ハンドル


中標津で新築工事が進んでいる店舗兼住宅。
3月の完成に向けて、そろそろ仕上げの段取りにかかっています。

建具で使うガラスや金物選びを施主さんと進めていて、
店舗のメイン出入口引き違い戸には、真鍮製のハンドルを付けることになりました。


古色仕上げ(エイジング)された真鍮のドアハンドル2セット 真鍮製ボールドハンドル

事務所に届いたばかりの真鍮ハンドル 2セット。
エイジング仕上げがなされていて、想像以上に素晴らしく好ましい質感の品でした。

シンプルなのはもちろんですが、バーの上下が素っ気ないエンドキャップではなく、ボールが付いているのが絶妙。
金属特有の見た感じの冷たさ硬さを和らげていると思います。

好ましいエイジング処理された真鍮のドアハンドル ボールドハンドル

パイプバー・パイプソケット・フランジの各部材が溶着されていて一体となっている。
重さは1セットが500グラム程で、なかなかのズッシリ感です。


真鍮製のドアハンドルを握ってみる

バーの部分は直径2.5センチ(25ミリ)。
実際に握ってみて全く違和感のない、本当にちょうどよい太さ。

真鍮ハンドルのバー直径2.5センチ空き4.0センチ

バーと取り付け面との隙間は4センチで、これもちょうどよいです。
ここが狭すぎると、ハンドルに手指を差し入れたくなくなりますから、地味に大事な寸法です。


真鍮のドアハンドル2セット

このハンドルが付く引き戸には、成り立ちの違う2種類の型板ガラスを嵌め込む予定ですから、
無国籍で無時代無様式な、そして手仕事手工業感のある、印象的な出入口になるでしょう。