千歳市を流れる千歳川のほとりにある、MEON農苑(ミオンのうえん)にまた行ってきました。
MEON農苑のガーデンは、グラス類が美しく育てられているので、その穂が輝く秋が一番見応えがあると私は思います。
白い塗装のハゲと錆が、一段とよい味わいになってきたロートアイアン門扉。
大胆かつシンプルな花柄なのもよいです。
木造建築の根太や垂木として使われる45ミリ角の下地用木材を、タテに並べた格好の無塗装ナチュラルな外壁を背景にして、
古い馬車の木車輪に絡みついたクレマチス、洒落たフレームの錆びた自転車とウサギのオブジェと鉢植えされたノガリヤス。
墨色に塗装された45ミリ角材横積みした外壁に、横につたい伸びるシュガーバイン。
ここは、モノと草木が実にうまく組み合わされています。
窓際の席に案内していただきました。
大きな窓ガラス越しに、庭の草木が眩しいくらいによく見えます。
季節のデザートセットを注文して、待っている間に庭を歩いてみました。
一見、目を魅きつけるのは、赤くて長い穂、タデ科のペルシカリアでしょうか。
でもやっぱり、その奥に凛と立つススキの銀穂の輝きにピントを合わせてしまいます。
垂れる穂をたくさん付けているのは、サラシナショウマか、その仲間のキミキフガ何とかか。
これもススキの穂に焦点。
ススキとノガリヤス。
こんなに広い庭で気持ちよく風にそよぐ姿は、しなやかでより優雅に見えます。
やってきました、デザートセット。
ベリーのタルトと洋梨のタルトとカシス?のシャーベット。
どれも美味しくて満足です。
ゆっくりと食べ終えて、またガーデンを少し歩きました。
こんどは日陰になってきた水路周りを。
白いパラソルと溢れる緑と鏡のような水面が清々しい、水路周りのテラス席。
建物内は人でいっぱいでしたが、もうちょっと肌寒いので、この席で食事をされる方はいません。
ギボウシが育つ枕木の段。黄葉しています。
ヘビイチゴがまだ赤い実をつけていたり。
ふと見上げると、ブロック積みの煙突の上にも、木のプランターと水鳥のオブジェがありました。
角パイプ鋼を格子組みした屋根にはヨシズが載せられ、白い藤編みの椅子のパーゴラ席。
水路周りはちょっと南国リゾート感がある。
ランナーをリース状にまとめたワイルドストロベリーの素焼きポットが、それぞれの円卓に何気なく置かれて。
このガーデンの中央にあるエゾマツとトドマツの木立の中は、また別の雰囲気があります。
鳥籠と白い編み上げのチェア、そして林床に生えるベニテングタケなどのキノコがひっそりと。
近くまで寄れませんでしたが、この群生はもしかして「フェアリーリング」かも。
またここで、よい季節よい時間を過ごさせていただきました。