家と草木のアトリエhausgras

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2020年9月26日



1/100のラフ模型を見てもらう


札幌市内の角地に新築する、一戸建て住宅の計画が進んでいます。
平面プランの方向性が決まったので、縮尺1/100のラフな模型を制作して、見ていただきました。


縮尺1/100のスチレンボード模型を施主夫妻に見てもらう

いつもの材料、スチレンボードを使った真っ白い模型です。
ラフ模型は、全体のプロポーション、空間のボリュームと相互のバランスをつかめれば充分。
無彩色でツルリとしていた方が、無駄な情報に邪魔されず、むしろ都合よいと思います。

やっぱり、立体的な表現物を目にすると、イメージがよりリアルになるようです。
この模型はお持ち帰りいただきましたから、何度でも見てくださることでしょう。


縮尺1/100スチレンボードの住宅模型の妻手側を見る

メインの道路側から見ると、こじんまりとしていますが、
壁の出入りと1階屋根2階屋根の入り組みが絡んで面白い。
でもこれは意図的でない、ごく自然な意匠です。


縮尺1/100スチレンボードの住宅模型を敷地角から見る

33坪程の角地に建つ家の模型を、その角から眺めて見る。
道行く人の目によく触れそうです。
この家を見た人の気持ちを和ませる質感と意匠にしましょう。

スチレンボードで作った縮尺1/100の住宅模型の2階屋根を取り外して見る

屋根を取り外してみると、2階リビングダイニングに組まれる柱と梁がシンボリックに見える。
その柱梁組みは、模型用の細い無垢ヒノキ材を用いて分かりやすく表現しています。



このラフ模型は、1階部分、2階部分、屋根とバラバラにできて、間仕切り壁も作り込んでありますから、
各室のボリューム感や窓の雰囲気などを確認することができます。

スチレンボードで作った縮尺1/100の住宅模型の2階屋根と2階部分と1階部分を分解して見る

外壁板張りの仕様を手描きスケッチで表現

白いスチレンボードの模型では表現できない外壁板張りの仕様などは、手描きのラフスケッチで補足。

これから図面を描き進めながら、細部の仕様を詰めていきます。