家と草木のアトリエhausgras

家と草木のアトリエhausgrasのブログ

2020年7月16日



ハーブ咲く夏の庭が爽やか


7月に入って気温も高めの日が続くと、札幌円山の庭のハーブが次々と花を咲かせ始めます。


7月上旬の札幌円山の庭 ラムズイヤー アナベル ススキ カツラ ハーブ

7月の上旬。
少し引いて眺めると、まだ蒼々として葉の緑でいっぱい。
ラムズイヤーの塔に赤紫色の小花が咲いているのが見えるのみです。

花房が大きくなり始めたアナベル

アナベルの花房がだんだん大きくなり始めました。
まだ蒼いのですが、7月下旬には白く変化していきます。

スペアミントの繁み

草いきれしそうな、ひときわ蒼い繁みのスペアミント。


古伊万里の染付網手(網目模様)の壺に活けたスペアミント

このスペアミントを少し間引いて、古伊万里の染付で網目模様(網手文)の壺に活けてみました。
抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を入れておく茶壺だった様ですから、濃い緑の葉つながりということで。
刈りたてのミントは香りも強くて、室内にもその清涼な香りが漂います。



7月中旬になると、ハーブの勢いが一層増してきます。

フウチソウとチカラシバとタイムとカタバミとロシアンセージの繁み

少し前までは黄葉の黄金フウチソウだけが目立っていましたが、今は他の草が優って埋もれ気味です。

黄金フウチソウとカタバミとタイム

フウチソウを圧倒しつつあるハート型三つ葉のカタバミとコモンタイム。


チカラシバとロシアンセージとラムズイヤー

今シーズン、再び植えてみたロシアンセージ。
スッと線的で高さがあり、一見、その後ろで枝垂れる細葉のチカラシバの穂であるかのように、他とも一体化して見えますし、
ちょっとモサっとした厚みのあるラムズイヤーとも相性がよさそうです。

ロシアンセージとラムズイヤー

この澄んだ青と涼しげな姿。
夏の庭には欠かせない草花のひとつになりそう。

メドウセージとロシアンセージ

そのロシアンセージとメドウセージの青花の組み合わせもよいです。
メドウセージも増やしたい。



赤レンガ積み壁をバックにした、ハーブの花あれこれ。

赤レンガ積み壁とディルの黄色い花 夏のハーブガーデン

5月にポット苗で植えたディル。
もう高さ1メートル超になって花序も大きく広がり、黄色い小花を無数に咲かせています。


赤レンガの壁とタイムの花 夏のハーブガーデン

赤レンガ積み壁に這い上がるタイム。
タイムも花盛りで、緑一色だったところに薄紫の点がどんどん広がっていきます。

そして、タイムの繁みの所々で、真っ赤なワイルドストロベリーの実を見つけるのも楽しい。

花咲くタイムの繁みにワイルドストロベリーの実


赤レンガの壁とサントリナとコモンタイムとローマンカモミールとヒソップとディルのハーブガーデン

手前から、サントリナの黄花、タイムの薄紫花、カモミールの白と黄の花、ヒソップの濃青の花、そして赤レンガ壁。
いろんな小花がまぶした様に繋がって広がっていく。それがよい感じなのです。

同じ場所に立ち、その反対側を見ると、

サントリナ ローマンカモミール コモンタイム ラムズイヤー アルテミシア ディル シルバーリーフハーブ

サントリナ ローマンカモミール コモンタイム ラムズイヤー アルテミシア ディル。
シルバーリーフのハーブのフィールドは、花が咲いてもやっぱり爽やかな感じがします。


サントリナの開花途中

7月上旬のサントリナ開花途中。外側から少しずつ小さい小花が開いていく。

そして7月中旬。半球型に黄色い粉をまぶしたような、愛嬌のある形に。

サントリーナの花が咲くハーブの夏の庭

今シーズンはサントリナの花がたくさん咲きました。


アナベルの白い花とベルガモットの花 ワイルドベルガモットの花

7月中旬を過ぎて、アナベルの花房が白くなってきました。
そして、ベルガモット(モナルダ)も花を咲かせ始めて。

もうすぐ、ハーブの花で百花繚乱の7月下旬を迎えます。