自粛生活・ステイホームを強いられた、ゴールデンウィークを含む数十日間。
得た事があったとするならば、自宅キッチンでシフォンケーキとロールパンづくりを繰り返し、
小麦と卵とバターにまみれ、ようやくそこそこの出来栄えまでたどり着けた事でしょうか。
ゴールデンウィーク前半にヘビーユースしたからか、25年以上使用していた小型のオーブンレンジが遂に壊れてしまいました。
その直後に新しく我が家にやってきた、東芝製の30リットル石窯ドームオーブンレンジを、早く使いこなそうと始めたことがきっかけです。
シフォンケーキは、前の古いオーブンレンジでもうまく焼けていたので、石窯ドームでの焼き具合の違いを調整するだけ。
庫内にオーブン温度計を置いて、しっかり温度チェックもします。170℃で35分間。
切れ目を入れたわけではありませんが、綺麗な花割れで焼き上がりました。
以前のオーブンレンジのような回転テーブル式ではないのですが、
新しい機種は温度センサーがよいのか、庫内の温度ムラが少ないようです。
アルミ型からの外しも、少しコツがいるシフォンケーキ。
型外しに使うパレットナイフも買い足しました。
多少の焼き縮みと気泡ムラはありますが、私としては許容範囲内。
均一過ぎるよりは、よいのではないでしょうか。
でも、メレンゲの質はもっと改善していく必要がありそうです。
お客さんに振る舞えるレベルではありませんが、まあ、美味しいです。
次はロールパン。
6時半頃の朝食に間に合わせるため、早朝4時前から仕込み始めます。
まだまだの初心者なので、パン生地作りはストレート法です。
10〜15分程、手でコネ続けてしっかりグルテン膜を作り、石窯オーブンで1次発酵させた後、ベンチタイム15分間で膨らんだパン生地。
最近、スーパー等では手に入りにくいイーストですが、一般の人が行かないようなプロ御用達の店にはあるものです。
イースト臭が少なく焼き上がるらしい、フランス サフのインスタントドライイーストの赤ラベルを使用。
我が家にはパンこね台(パンこね板)はありません。
キッチンのステンレスカウンターの上で直接、パン生地をコネて成形しています。
ちょっと水分量が多いのか、コネが足りなかったか、生地がステンレスに引っ付くので、掟破りの打ち粉を少々。
石窯ドームのオーブンレンジで2次発酵中のロールパン生地。
古いオーブンレンジには発酵機能が無かったのですが、この発酵機能はとても具合よいです。
定温(30℃ 35℃ 40℃ 45℃が選択でき、40℃のスチーム発酵も)で安定した発酵をしてくれる。
今は覚えやすいように、1次発酵2次発酵とも、35℃で35分。
2次発酵が終わって膨らんだパン生地に卵液(ドリュール)を塗ります。
ムラ、垂れ、溜まり。これはかなり素人っぽい大胆さ。
そして、220℃に予熱した石窯オーブンで焼くこと9分。
よい焼き色で出来上がったロールパン。
焼きたては、柔らかもっちりとして最高の味わいです。
ちなみに強力粉は、
豊かな甘みがある「キタノカオリ」
もちもちとした食感の「春よ恋」
口どけのよい「きたほなみ」
この三種の北海道産小麦のブレンド粉を使いました。
今度はもうひと手間かける、「中種」を用意して焼いてみようかと。
週末のケーキ・パンづくり。
結構楽しめているので、今後も続きそうです。