札幌円山の自宅2階ダイニングを灯す明かりに、真鍮(しんちゅう Brass ブラス)のペンダントランプが加わりました。
十数年間、フロアランプとテーブルランプでやってきましたが、やっぱりテーブルの上からの明かりも欲しいなと。
それから、隣の家が新築されて、窓の風景が少し浸食されてしまったことも転機になりました。
![ダイニングテーブルの真鍮シェードのペンダントライト](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp02.jpg)
勾配天井には電気配線の用意が全くありませんから、配線は壁のコンセントに差し込む仕様。
近くの壁から、ダイニングテーブルのセンターまで真鍮パイプを伸ばし、真鍮製シェードを吊り下げています。
シェードの下端高さはテーブル上面から70センチ以下と低めにしました。
![真鍮(ブラス)シェードのペンダントランプ](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp06.jpg)
直径20センチ余りの小さめの真鍮シェードは、我が家の小さめのダイニングテーブルにはピッタリです。
椅子に座った時に、電球のグレア(眩しさ)を感じにくい、深めのシェードフォルム。
![真鍮製シェード(ブラスシェード)のペンダントライト](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp01.jpg)
シャープ過ぎず、甘過ぎない。
質感・形(デザイン)とも、この空間にはとてもよく合っています。
![真鍮シェードの内側は白色(ホワイト)](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp09.jpg)
そして、シェードの内側は白い。
真鍮素地のままの方が、素材純度があってよいとも思えたのですが、
取り付ける電球との相性と、白色の反射で得られる明るさを優先することにしました。
![真鍮(ブラス)のランプシェードと真鍮(ブラス)のハンガーパイプ](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp05.jpg)
この通り、漆喰の壁に真鍮製のブラケットを取り付けて、L字に曲げられた真鍮パイプを差し込んでいます。
キャンティレバー(片持ち構造)のように持ち出して、その先端からシェードを吊り下げる。
真鍮パイプは、電気コードを通す管としても機能しています。
ブラケットの差し込まれたパイプは180度回転し、また、ある程度伸縮させられるようにパイプは入れ子ジョイントとなっていて、
ランプシェードの吊り下げ位置の微調整ができる。
![壁ハンガーランプの真鍮製ブラケット部分](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp04.jpg)
そして、ブラケットに差し込まれたパイプの下端に付いている、真鍮パイプと同材で作られた電気コードストッパー。
パイプに電気コードを曲げ入れる穴が2つ開いているだけのシンプルさでスッキリとおさまり、
電気コードの長さ調整・シェードの高さ調整を容易にしています。
電気コードの処理は、このようにしてみました。
黒色コードと同系色の窓木枠に沿わせて。
![壁ハンガーランプの電気コード処理 真中よーとに引っ掛ける](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp03.jpg)
取り外しやすい?形状の、小さい「真中よーと」(洋灯吊ヒートン)で電気コードを引っ掛けています。
![真鍮のランプシェードと真鍮ハンガーパイプ](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp08.jpg)
外が薄暗くなってきて、真鍮が控えめに渋く光っている。
今はまだ新品でピカッとしている真鍮ですが、少しずつ酸化して濃茶色になって落ち着いていきます。
そんな変化していく様を、日々じっと見守れるのもよい事のひとつ。
![ダイニングテーブルで灯された真鍮シェードのペンダントライト 深みのある明かりと空間](img/photo/blog/2020-3-3/blog20-33-brass_lamp07.jpg)
灯されたペンダントランプの明かり。
真鍮シェード自体は光を透過しないので、解放されている真下方向へだけ明かるさが広がります。
透過性のあるガラスシェードやファブリック・和紙シェードが全方向に柔らかく広がるのとは違う明かりの雰囲気。
好みはあると思いますが、この空間の深みある夜の陰影を大切にしたいと思って。
デーブル脇にはファブリックシェードのフロアランプもあるので、シチュエーションで使い分けて楽しみます。
これから毎日の夕食とくつろぎが、美味しさ増して癒されることでしょう。