家と草木のアトリエhausgras

家と草木のアトリエhausgrasのブログ

2020年2月23日



珈琲豆の挽きたてを淹れる


我が家で15年以上使い続けてきた「ポーレックス コーヒーミル」。

まずは何しろ、シンプルでコンパクト。
かつ、耐久性・メンテナンス性のよいステンレスとセラミックでできていて、部品を個々に分解・丸洗いできる。
家での日常使いだけではなく、キャンプなどのアウトドアへ気軽に持っていけるよさもあり、愛用しています。

昨年末(2019年12月)にその新しいタイプ「コーヒーミル・Ⅱ」が発売されたので、早速購入して使い始めました。


森彦のモカブレンド 森の雫

北海道に移住して以来ずっと通っていた、札幌の「リヒト珈琲」が閉店してしまったので、今はいろいろな珈琲店の豆を使っています。
今回は札幌 森彦(モリヒコ)のモカブレンド・森の雫(もりのしずく)にしてみました。

モカブレンド森の雫の豆



ポーレックス コーヒーミルとコーヒーミルⅡ

右が旧タイプの「コーヒーミル」。
左が新しい「コーヒーミル・Ⅱ」。


ポーレックス コーヒーミルの旧タイプは五角形の軸

旧タイプは、ハンドルと本体軸の噛み合わせが五角形です。
この仕様だと、使っているうちにナメて(角が丸くなって)しまって、そのうち噛み合わなくなりそうでした。
この部分は、今回の刷新より数年前に改良済み。

このコーヒーミルは、挽いている時に本体の筒を掴んで支える力がそれなりに必要です。
それは、金属がこれだけ傷んでいく程ですから、腕の力の弱い方には不向きなコーヒーミルなのかもしれません。

ポーレックス コーヒーミルⅡの一文字形の軸

コーヒーミルⅡは、五角形だった軸頭(シャフトヘッド)が一文字になり、
さらに、ハンドル側嵌め込み穴の周りがナメにくいように立体補強されています。


セラミック製(磁器製)の粉砕刃も改良されました。

ポーレックス コーヒーミルとコーヒーミルⅡのセラミック製の刃の比較

右の列が旧タイプの刃組み。左の列が新しいタイプの刃組み。

ポーレックス コーヒーミルのセラミック刃の比較

左側の受け刃が、コーヒーミルⅡ。
コーヒーミルⅡの受け刃は、旧タイプに比べて、斜めに刻まれた溝が少し浅くなって数が多くなりました。
実際に使い心地を試してみると、コーヒーミルⅡの方が、豆の引っ掛かりが少なくなってよりスムーズに挽けるようになった感じ。
ジャパンポーレックスのウェブサイト上の記載によると、ひと回しで挽ける単位量も多くなったようです。

コーヒーミルⅡのセラミック製ネジ頭に脚がつく

それから、ちょっと地味な変更箇所。
セラミック製の刃を絞り込むネジ頭に脚(凸部)が付きました。

ポーレックス コーヒーミル2のネジ頭に脚がつく

立てて置けるポーレックス コーヒーミルⅡ

豆を挽き終わった後に、粉受け筒を取り外すと、旧タイプの場合は横にして寝かせるしかありませんでした。
新しいコーヒーミルⅡは、このとおり、立てて置けます。

2003年から製造販売されていた旧タイプ。当時の価格はなんと、税込3000円台前半でした。
「コーヒーミル・Ⅱ」は、消費税増税もあり税込6000円台と倍増したことが玉にキズではあります。



そんなポーレックス コーヒーミルⅡで挽きたての森の雫を、ペーパードリップで淹れてみる。
その様子を動画に撮ってみました。




最近は冬の寒さ・図面描き・確定申告、その上、拡がり始めてしまった新型コロナウイルスと重なり、
家(兼、仕事場の設計事務所)にいる時間が、かなり長くなっています。
こんな、ささやかな気晴らしがなくては、日々穏やかな気持ちで過ごせません。