久しぶりに、千歳川沿いにあるMEON農苑(ミオンのうえん)へ行ってきました。
あいにく雲っていましたが、日中の気温は20℃くらいで過ごしやすい日。
オーナメンタルグラスが見頃の初秋の庭を観賞しながらランチです。
入り口のシンプルな看板と古い鉄製門扉(アイアンゲート)。
ラズベリー(木苺)が絡みかけている。
エントランス。
建築物感が全く無くてよいです。
木製車輪にからむクレマチス。
これから綿毛になって、もうひと変化を楽しめるでしょう。
エントランスポーチの壁は、ガラスウォールと黒い校倉造り風の一寸五分角材積層壁。
透け感とマッシブ感(量感)の対比です。
母屋壁は生成り(木成り)な縦木の外壁。
これも一寸五分角材を寄せて立てて壁としているのかもしれません。
木を留める釘やビスなどの金物が見えませんから。
秋のガーデンで最も目を惹いた、ノガリヤス(野刈ヤス カラマグロスティス)。
大きな株で草丈もありました。北海道にも自生しているのを普通に見ますが、もっと小さいです。
これは品種改良されたモノなのか、それともここの土が余程よいのか。
やっぱり秋は、穂が出てくるオーナメンタルなグラスが主役。
ススキ、ノガリヤス、チカラシバ、フウチソウなど、イネ科の草が活き活きと見える季節です。
斜めにさす陽射しに煌めき、風に揺れなびく穂は、見ていて飽きません。
水路に並行して並べられた、夏場のパラソル席はもうお終いかな。
水路の端の苔生す石の上でひっそりと、水を吐き続けるカエル。
水路水場があると、植生がより多様で豊かになり、庭のビオトープ感が増します。
水路に育ちつつある睡蓮(すいれん)。
ヒツジグサかもしれない。
鉢植えで置かれているシロサギスゲ(白鷺すげ 白鷺カヤツリ スターグラス)。
大きな円葉はアルケミラ(レディスマントル)かな。水辺には珍しい。
こういう所には、似た葉のユキノシタが相応しいような気もします。
ガーデンに面した南向きの窓際カウンター席。
平日なのに、ランチタイムは人で一杯でした。
前菜サラダ。見えませんが、葉の山の下にはカボチャのソースがあります。
ココットのラザニア。バジルとトマトが鮮やか。
ラザニアに添えられたパン。
アルザス郷土料理のフラムクーヘン(タルトフランべ)のルッコラと山羊のチーズ。
薄くてパリッと堅い煎餅のような生地です。
ピザとの違いは、二次発酵させない、薄いパン生地を焼いているということらしい。
ジャージー牛乳のジェラード、洋梨とアプリコットのタルト、パウンドチョコのデザート盛り合わせ。
昼過ぎに入って、ここに2時間くらい居ました。
その後、千歳川のほとりをさらりと歩いてみたりして、夕方に札幌へ帰還。
ということで、千歳川沿いの秋の草木の庭と食を楽しんだのですが、
ちなみに、札幌円山の我が家の庭のオーナメンタルグラスのチカラシバ(力芝)の穂も、ちょうど今よい感じです。
MEON農苑へ行った翌日の早朝に撮った動画をアップしてみましたので、ご覧ください。
この日の朝、札幌は10℃まで下がって冷え込みました。旭岳と黒岳は初雪が降り、羊蹄山は初冠雪が確認されたそう。
陽射しがさしていたと思ったら、風が吹き雨が降ってきました。ほんの5分くらいの間の移り変わり。
北海道札幌はもう時雨(しぐれ)、秋と冬が行ったり来たりする季節が始まっています。