今年の北海道札幌の夏は、7月末から8月上旬にかけて熱帯夜が何日も続く蒸し暑さに見舞われましたが、
その後は、早くも夏が終わったかと思わせるような、拍子抜けする気温の日が続きました。
8月上旬の真夏の庭の様子を、動画に撮ってアップしてみました。
スペアミントの花、ワイルドベルガモットの花、アナベルの花が、真夏の風に揺れて気持ちよさそう。

さて、10日程前は純白だったアナベルの花房も、今はまた緑色に戻ってしまいました。これから徐々に枯れ色に。
なぜか、ひと房だけは白いままですが。
真っ直ぐ伸びていたスペアミントの花房も、幾度も雨風にあたりクネっています。

ワイルドベルガモットの花は今シーズンは早くも散ってしまい、すっかり丸坊主姿。

アニスヒソップとタイムの花はまだ色付きが残り、カモミールは花盛りですが、他のハーブの花はもう終わり。
これからはグラス(イネ科の草)が主役の季節。

チカラシバとエノコロ草の穂が出てきました。

ススキの穂は、綿毛がフワッと開いてきています。
そして、ヤマハギの花も咲き始めました。

あっという間に過ぎていった夏。
この後この庭の草木は次々に枯れていき、銀色・黄金色の草原に。
季節の狭間のちょっと気だるい雰囲気が動画に撮れたので、アップしてみました。
午後は日陰になるこの庭で、咲き疲れたように佇むアナベルの花房と、咲き終わりが近いハーブの花々。
そよ風にフワリフワリとなびいてしなる、奥のススキと手前のアルテミシア。
ススキの穂の辺りにだけ西日が射して、柔らかくキラめいています。
このアンニュイな庭には、サティのジムノペティがよく合う。