家と草木のアトリエhausgras

家と草木のアトリエhausgrasのブログ

2019年8月20日



庭に夏が来てすぐに過ぎて行く


今年の北海道札幌の夏は、7月末から8月上旬にかけて熱帯夜が何日も続く蒸し暑さに見舞われましたが、
その後は、早くも夏が終わったかと思わせるような、拍子抜けする気温の日が続きました。


8月上旬の真夏の庭の様子を、動画に撮ってアップしてみました。


スペアミントの花、ワイルドベルガモットの花、アナベルの花が、真夏の風に揺れて気持ちよさそう。


夏の終わりの庭にてスペアミントとアナベルとススキ

さて、10日程前は純白だったアナベルの花房も、今はまた緑色に戻ってしまいました。これから徐々に枯れ色に。
なぜか、ひと房だけは白いままですが。
真っ直ぐ伸びていたスペアミントの花房も、幾度も雨風にあたりクネっています。

夏の終わりの庭のベルガモットとチカラシバとアナベルとススキ

ワイルドベルガモットの花は今シーズンは早くも散ってしまい、すっかり丸坊主姿。

札幌の夏の庭 アニスヒソップとタイムとチカラシバとミントとアナベルとススキ

アニスヒソップとタイムの花はまだ色付きが残り、カモミールは花盛りですが、他のハーブの花はもう終わり。
これからはグラス(イネ科の草)が主役の季節。

チカラシバの穂出し

チカラシバとエノコロ草の穂が出てきました。

チカラシバの穂が出て開く

ススキの穂は、綿毛がフワッと開いてきています。
そして、ヤマハギの花も咲き始めました。

札幌円山の夏の庭 アルテミシアとラムズイヤーとチカラシバとアナベルとススキ

あっという間に過ぎていった夏。
この後この庭の草木は次々に枯れていき、銀色・黄金色の草原に。


季節の狭間のちょっと気だるい雰囲気が動画に撮れたので、アップしてみました。


午後は日陰になるこの庭で、咲き疲れたように佇むアナベルの花房と、咲き終わりが近いハーブの花々。
そよ風にフワリフワリとなびいてしなる、奥のススキと手前のアルテミシア。
ススキの穂の辺りにだけ西日が射して、柔らかくキラめいています。

このアンニュイな庭には、サティのジムノペティがよく合う。