新居での暮らしが始まり数週間経った、倶知安の田園の家を訪ねました。
あいにく雲っていたので、窓から見える羊蹄山やニセコアンヌプリの画はお預けに。

セルフビルドでコツコツと進められたレンガ敷きも出来上がり。セルフビルドはやっぱり味わいがあります。
柱と板壁、モルタル掃き付け仕上げや犬走砕石敷きのモノトーンに囲まれて、レンガの赤が活きる。


ほとんど全ての木材が、北海道産の道南杉の地産地消の家です。
見えている柱と梁は杉の無垢材。床板と天井板も杉の無垢材。一部、2間を超える長さの梁は杉の集成材。
室内は無塗装の杉のままなので、明るさと生地色(木地色)自然な感じ、そして杉独特の懐かしく柔らかい香りがします。
外壁板は杉板荒木にオスモの墨黒色を塗って濃く渋く、一方、室内は明るくて健康的な木地色。
この内外のギャップが、この家の魅力の一つかもしれません。

キッチン周りのアイテムは、自然素材や手作りのモノばかりで馴染みがよいです。

2階フリールームの吹き抜けから見るダイニングの雰囲気。
また、2階個室の壁に設けた小窓からダイニングを見下ろしてみる。

このガラス小窓は追加して本当によかったと思えます。
閉じていても開いても、家族の存在を感じることができて、この家の親密感を象徴するガラス小窓。

飼い猫たちも、この家に馴染んでくれた様子でよかった。
私に対しては警戒しているようで近寄らせてくれませんが。

実家のある関東で買い付けたという、北欧ビンテージのダイニングセット。
一見は小振りなスクエアテーブルですが、エクステンションでロングテーブルになるタイプです。

チークの色が綺麗に出ていて、青いガラスの器もよく映える。
ダイニングチェアのシートのマスタード色もなかなか素敵です。
インテリアを少しずつ加えていく楽しみ、季節が巡りゆくのをリラックスして眺める楽しみ。
そして、年月が過ぎて自然に深まっていく味わいを、是非楽しんでください。