2019年の北海道のガーデニングシーズンが始まりました。
今シーズンは気温が上がるのが早くて、新緑があっという間に出てきました。
札幌 円山の庭では、まずハーブのシルバーリーフエリアの生長が早くて目立ちます。
清涼感のある銀緑色の葉のラムズイヤーとアルテミシアは、すくっと上へ伸びていきます。
一方、ミントとタイムとクローバーは旺盛な生命力で、繁み範囲を横方向へどんどん広げていく。
その勢いは他の草をも覆い尽くしてしまう程で、まさにグランドカバープランツです。
この時期(5月〜6月中頃)の庭仕事は、広がり過ぎているミント・レモンバームとタイムとクローバーなどの引き抜き。
それから、他の草の手入れと、秋までの生長のバランスを考慮して今ある草の移植と株分け、新たな苗の植え込みです。
全く手を入れない年もありましたが、やはり少しは手入れをした方が庭の見栄えはよいです。
大きな株に育ちつつあるチカラシバ。
「葉刈り」をしてみました。葉刈りをすると株が大きくなるの遅らせることができるようです。
葉刈りする時期が遅れると、その秋に穂が出ませんから気を付けましょう。
ハーブの苗を追加して植えます。
赤レンガの玄関ポーチに並べたワイルドベルガモットのポット苗。
ワイルドベルガモットの花がよい感じなので、その数を増やすことにしました。
ちなみに、レンガ脇に生い茂っているのは、こぼれ種が発芽して増えたオレガノとタイムです。
タイムで覆われていた場所に、サントリナのシルバーの苗を5つ植え込み。
シルバーリーフのハーブのエリアを少し拡大させます。
ローマンカモミールも追加して植えました。
本来は多年草なのですが、結構デリケートなハーブで暑さや蒸れにより1〜2年で消滅してしまうことも多い。
春の芽吹きの様子を確認してみて、減っていれば新たな苗を加えます。
「カモミール」の名の由来が「カーマイメーロン」(大地の林檎)というだけあって、
葉を揉んだり踏んだりすると甘いリンゴのようなよい香りが立ち昇り、花も小さめで感じよいのでお気に入り。
ワイルドベルガモットの苗は1階の連続窓前、この庭のメインステージに並べて植えました。
その高貴な花色花姿は今や、夏のこの庭の主役になっています。
この後、まだ数種のハーブを追加して植える予定です。
札幌円山の西にある、小さいながらも野原のような、ハーブとグラスのプレーリーガーデン(メドウガーデン)。
今シーズンは、どんな風景を見せてくれるのだろう。