いつものとおり、上富良野町の吹上温泉保養センター 白銀荘(標高約1000メートル)の駐車場に集合。
100台近く停まれるはずの駐車場が、9時前に満車状態になっていました。
この日は好天がの予報だったので、たくさんの方々が同じ思いで集まって来たようです。
一方、我々の方はいつもより少なめ、スキーヤー5名とスノーボーダー2名の7人パーティーでした。
でも、意志の疎通やお互いの状態把握とフォローがしやすい、このくらいの人数が一番よいかもしれません。
当初は前十勝岳へ向う予定でしたが、上の方を眺めると、前十勝岳に向かって登っていくグループが多そうです。
9時過ぎに登り始める我々には、大勢の人の滑った跡で荒れた斜面しか残っていないだろうと。
それで行き先を、三段山へと変更することになりました。
国設スキー場跡を過ぎて、エゾマツの林の中へ。
エゾマツのうろこのような樹皮。
樹皮が赤褐色で麟弁状にハゲるのが特徴の「アカエゾマツ」であるかどうか、は微妙なところです。
幹の様子で分からない時は、松葉を取って折った断面が、四角(菱形)ならば「アカエゾマツ」で、扁平ならば「エゾマツ」。
樹氷を付けるダケカンバと青い空。
この日、私たちの行動中は終始快晴でした。
樹林帯を抜けて、我々パーティーは三段山の山頂を左手に見ながら、西の尾根沿いを登って行きます。
標高が高くなるにつれ、ウインドパックとシュカブラ気味で固くなっていく雪面。
そして尾根に上がり。標高1680メートル。
快晴微風で眩しい尾根の上。気持ちがよすぎて、自然と笑みがこぼれます。
そこからの眺め。
左から上ホロカメットク山(標高1920メートル)、上富良野岳(標高1893メートル)、三峰山。
そして、雄々しい富良野岳(標高1912メートル)。
嗚呼、絶景かな絶景かな。
2000メートル近い雪山を登り、この白い無垢な姿を、間近に眺めることができる幸せに感謝です。
富良野岳をバックに。
この後、さらなる幸運が待っていました。
経験豊富なI隊長が滑降ルートをベストチョイス。
そこに極上パウダースノー、ありました。風下の吹き溜まり斜面。
3月半ば過ぎとは思えない雪質です。
クラブのTHさんに撮っていただいた滑降写真。
ノートラックのラインをしっかりと選んで。
最高のバックカントリースキーツアーをありがとうございます。