カツラ001

 

所在: 北海道札幌市中央区

設計: hausgras ハスイケシンヤ

概要: この庭は札幌市円山の西、山合いの住宅地にあります。

    この辺りはサビ色をした大小の石がたくさん混じっている粘性の土で、

    植物を育てるのに必要な養分や水ハケ(透水性)はあまり期待できませんでした。

    そこで植物を植える前に、土を30センチの深さまで掘り起こして混じっている石を取り除き、

    黒土と腐葉土堆肥やバーク堆肥を混ぜて土の改良をしました。

 

    庭は南東に向いていて陽当たりがとてもよいのですが、土が暑くなりやすく乾燥しやすい環境なので、

    始めはそんな過酷な環境にも適応できそうなハーブを数種類選び、種から育てて植え込んでいきました。

    ですから今はハーブガーデンのようになっています。

 

    土を掘り起こしたときに出てきた石は土留めの石積みに利用しています。

    そして、もともとこの土地で自生していた野いちご(ワイルドストロベリー)を株分けで増やして、

    この石積みのすき間に植え込んでいきました。

    野いちごはランナーと呼ばれる細い茎を四方八方に伸ばし、

    少し離れた別のすき間へと根を張ることができるのでどんどん増えていきます。

    しかも、雪解け直後には石の輻射熱の恩恵を受けて、野いちごは真っ先に活動し始めることができるのです。

    野いちごは石積みとの相性がとてもよい草だと思います。

    

    そのうち植えた樹々が成長して、この庭にも日陰もできるようになりますし、

    土には生物が根付き腐植の層が厚くなれば、土のホメオタシス(恒常性)ができてきます。

    そうなればもっといろんな草木が適応できる環境になると思います。

    またそのときになってこの庭がどう変化していくのか楽しみです。

 

 

 

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